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ドリップ支援アプリBARISTAIが目指すこと


最初に宣伝

この度ドリップを支援するサービスとして作成した「BARISTAI」のiOS版をリリースしました。

元々はWebサービスのみで運用していくつもりだったのですが、やはり「ホーム画面に常駐するアプリの方が生活に溶け込むよね」という結論に至りiOS版を出すことにしました!
(Androidの方はブラウザからインストールできます)

BARISTAIは最初AIドリップサービスとして作っていたのですが、現在は方向性を大きく変えて開発を進めています。(以下のnoteが参考です)

今回はBARISTAIが実現したいこと、現在できること、今後どんな機能を開発しようとしているかを皆さんに知ってもらいたいと思いこの記事を書くことにしました。

BARISTAIが実現したいこと

いきなりですが、私たちはコーヒーを楽しむ体験全体を向上させるという巨大な目標を持っています。これ自体を実現することは正直個人開発ではかなり難しいことだと思っています。
なので、まず最初にできることとして「ドリップの体験をもっと向上させる」ことから始めることにしました。

大まかに以下の図のような流れで、皆さんはドリップコーヒーを楽しむと思います。これはかなりざっくりで、分けようと思えばもっともっと細かくなると思っています。

コーヒーを楽しむ体験のフロー

コーヒー豆を購入する」は最近はすごく便利になりましたよね。
例えば、各コーヒーショップさんの店舗に行けば、バリスタさんが丁寧にどの豆がいいかなどの相談に乗ってくれたりします。最近はオンラインでコーヒー豆を出している店舗が多いので気に入れば家からも買えちゃいます。他にはPost Coffeeさんのサブスクのようなサービスもあります。いろんなお店のコーヒー豆を簡単に買えますし、サブスクはお豆が届くのに毎回ドキドキするような体験を作り出されていて最高なサービスだと思います。

ただそれ以外の体験は、オンラインではまだそこまで作り込みができていないのではないかと私は思っています。
もちろん各コーヒーショップさんでは、「コーヒーを買って飲んでコーヒー豆を買う」までの体験が作り込まれているところはたくさんあると思います。
 例えば、TAOCA COFFEEさんはお店に入った瞬間から、コーヒーの試飲をお勧めされます。試飲してる時にバリスタさんとお話できて自然にコミュニケーションが取れるし、自分の好きなお豆を見つけることもできます。すごいワクワクする体験が作られていて非常に満足します。さらには帰宅してからも新しいお豆の入荷のハガキが送られてきて、それをみてまたお豆を買いに行きたくなる。そして体験はループします。
めちゃくちゃ心地の良い体験だなとすごく思っています。

ただこれは各コーヒーショップさんのすごい努力のおかげで体験できるものであって、「お家での体験」となるとまだ改善の余地があると思っています。
最近では、ドリップをサポートするような素晴らしい器具もあり素晴らしい時代になったと思っています。しかし、それを買うこと自体が障壁で、全員が享受できる体験ではないとも思っています。
そこでBARISTAIは、ひとまず「ドリップ体験を最大化する」という目標を掲げて進めています。

コーヒーを楽しむ体験のフロー:ツールを含む

ドリップ体験を最大化させる

今BARISTAIが目指すドリップの体験フローは以下のように定義しています。
もちろんいろんなドリップ体験があると思いますが、BARISTAIは以下の図の二つのフローを考えています。

BARISTAIのドリップ体験のフロー

コーヒーを楽しむ①に関してはレシピ通りにドリップするフローで、
コーヒーを楽しむ②に関してはレシピをアレンジしてドリップするフローです。
この二つのフローに着目している理由は簡単で、私自身がこれらのフローを通してドリップを楽しんできたからです。

それではBARISTAIではどこまでできるようになっているかを紹介していきたいと思います!

現在の機能について

レシピ検索

レシピ検索

 「コーヒー抽出レシピを調べる」を簡単にしています。タグ検索もつけているので、ドリッパーなどから検索ができるようになっています。
ただ、ユーザーインタビューをする中で、どのレシピを使えばいいかわからない、というような指摘をいただいているのでレシピの提案などはBARISTAIから実施したいなと思っています。具体的には、レコメンド機能とかをつけたいです。
 他には珈琲豆の産地からの検索や、挽き目から検索ができるようにしたいとももちろん思っているのですが、いろいろ話を聞いていると「甘く抽出するレシピ」とか「苦味を強調するレシピ」みたいに味ごとにどのレシピを選べばいいか判断できる方がユーザーにとってはわかりやすいのかもしれません。
 この辺りはもっといい体験を提供する余地はかなり残されていると思います。

レシピ通りのドリップ

レシピ通りのドリップ

 BARISTAIのタイマーを使うことでレシピ通りの抽出ができます。
 何秒に何gまで注ぐかが基本的なレシピなのですが、このアプリは音声アシストを使うことで注ぐタイミングと簡単な動作を音声で教えてくれます。つまり、タイマーを見ずにドリップするという体験ができるということです。
 タイマー見て、グラム数みて、コーヒーが落ちる様子を見て、とドリップする時には3つの視線が必要なのですが、タイマーを見ることが減らせるだけで全然違います。ドリップがかなり楽になりますし、よりドリップすることに集中できます。
これ私は普通に毎日使うのですが、かなり近未来感でてます。めちゃくちゃいいです。

コーヒー豆を購入する

コーヒー豆を購入する

 コーヒー豆を購入する媒体はたくさんあります。ただ毎回ネットでお店の名前を検索して、お豆のページを開くのって結構大変なんですよね。
なので、BARISTAIはオンラインでコーヒー豆を購入する手掛かりを提供しています。
いつも使うレシピからすぐにお豆の購入ページに遷移できるようにしています。

いつものレシピはすぐに開ける

いつものレシピはすぐに開ける

 iOS限定の機能ですが、一つ前に開いたレシピはアプリ起動時に開けるように確認するようにしています。これは圧倒的時短です。
今後はお気に入り機能とか作ってもいいかもしれないと密かに思っています。

今後追加する機能について

今後追加しようと思っている機能はいっぱいあります。
ですがここでは特筆してやりたいことを書いていきたいと思います。

コーヒー豆の挽き目を統一

コーヒー豆の挽き目を統一

 レシピの内容では、中挽き、細中挽き、少し粗めと、挽き目に関する言葉が統一されずに出てきています。挽き目という項目はドリップにはかなり重要な部分だと私は思っているのですが、そこが曖昧だとドリップすること自体は完璧でも味にブレが生じる可能性があります。
なので、全グラインダーのダイヤルと挽き目の対応一覧を作成 したいと思っています。
 さらにもっと踏み込むと、機械学習を使用することで挽き目を機械的に定義してしまおうとも考えています。
今考えているのは、コマンダンテをベースに各クリックから挽いた粉の写真を学習させることで、BARISTAI内で挽き目を統一することができるのではないかと持っています。これをすると挽いたお豆をカメラで映すことでレシピを提案する機能が実現できるのです。

独自レシピの作成

独自レシピの作成

 ドリップ中級者以上の方向けの機能になると思います。
コーヒーをドリップする方は、最初レシピ通りにドリップすると思います。しかし、

だんだんと型が崩れてくる→美味しいレシピ見つかる→どこかに保存したい

のようなステップを踏むようになっていくのではないかと考えています。
そう想定する理由は私がそうだったからです。(本日二度目)
オリジナルレシピを記録するアプリはあるのですが、「既存のレシピから自分流に派生させていく」アプリは今までに多くなかったと思います。
ユーザーのコーヒーライフのステップアップには最適な機能なのではないかと思っています。

今後のBARISTAIの戦略

Assistant as a BARISTA (AaaB) 

現在BARISTAIではお家でのドリップを支援する取り組みを行っています。
私たちはこれは
Assistant as a BARISTA (AaaB) 
[和訳:バリスタとしてアシスタント]
と呼んでいます。読み方はトリプルエービーです。

Assistant as a BARISTA

この取り組みの強化として、ユーザーのアレンジレシピ作成機能や、より使いやすいドリップアシスト機能、コーヒー豆の挽き目からレシピを提案する機能などを今後提供する予定です。
お家にいながらも、バリスタに相談しているような体験を提供したいと思っています。

Assistant for a BARISTA (AfaB) 

ただ私たちの最終目標はコーヒーを楽しむ体験全体を向上させることです。これにはコーヒーショップさんたちとの連携は必須だと考えています。
そこで私たちはコーヒーショップさんたちにも価値が提供できるようなものを作っていきたいと思っています。
そこで今考えているのは、「コーヒーショップに向けてアシスタントを提供する」です。
Assistant for a BARISTA (AfaB)
[和訳:バリスタのためのアシスタント]
読み方はエーエフエービー

Assistant for a BARISTA

 ただ私たちがプロのバリスタさんたちのアシスタントをすることはかなり難しいことだと思っています。彼らの業務はかなり高度で、いちアプリができることはかなり限られていると思っています。
ただお客さんにサービス提供する以外の業務にはアプローチできるのではないかと思っています。
特に、「お客さんに複雑なレシピを再現してもらえるようにする」や、「新入荷のお豆をお客さんにいち早く伝えることをできるようにする」などのことは私たちがお手伝いできることなのではないかと思っています。
つまり何が言いたいかというと、以下の図のように
お客さんとバリスタさんの中間に入りお互いを結びつけるような中心的役割
になれるのではないかと考えているということです。

BARISTAIがユーザーとコーヒーショップの中心となる

最後に

現在BARISTAIは私と友人の二人で開発をしています。
今後追加して欲しい機能はどんどん募集しておりますので、ぜひご連絡ください!
あと、もしコーヒーショップの方で興味を持っていただけた方がいれば以下のURLのお問合せから連絡いただければと思います!
https://docs.google.com/forms/d/15T28xUPg07iyoUikAAisk6ePwAHcavgV9fiPlhuoPH4

BARISTAIのアプリは、iOS の方は以下のリンクからダウンロードしてみてください!

Androidの方はPWAに対応しているのでWebブラウザからinstallいただけますのでぜひインストールしてみてください!


2~3週間に一度アップデートの報告などをツイートする予定です!気になる方は私のTwitterをフォローしていただけると嬉しいです!

@hudebakonosoto


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