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非効率なことがとにかく許せない!という想いからプログラマーとして起業した 松田信介さんのお話。



Impact HUB Tokyoは起業家による起業家のためのコミュニティ。さまざまなバックグランドや想いを持った個性豊かなメンバーが所属しています。

今回、HUBbers HOURというポッドキャストから派生したオフ会で、Impact HUB Tokyoのメンバーである株式会社X-HACK(クロスハック) CEO松田信介さんに、会ってきました!


「小学校の時、先生が同じ話を繰り返ししているのに衝撃を受けた・・・」
「非効率なことがとにかく許せない!」

と語る松田さんの「コトを起こす」きっかけは一体何だったのでしょうか。
松田さんが起業に至った思いや、ユニークな考え方に迫りました!

HUBbers HOURとは?

Impact HUB Tokyoでコミュニティ・ビルダーとして活躍するMamiさんがお届けするポッドキャスト。コミュニティメンバーの事業誕生の秘話、社会に対して抱く思いや今後の展望など、一人ひとりに完全密着したインタビューです。今回はオンラインのHUBbers HOURからオフラインに場所を移し、他のメンバーさんも踏まえてHUBbers HOURランチ会として直接お話しを伺いました!


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効率の悪さに衝撃を受けた小学生時代

「小学校のとき、先生が昨日と同じ話をし始めた時があって、衝撃を受けたんです。先生って、同じことを10回くらい話しているのではないかなって。20-30年、勤めていたとしたら一体何回同じことを言うのだろうと..効率が悪いと思いました。そのとき、学校の先生にはなれないなって思ったんです。」

小学生の頃から、効率について考えていたとは、驚きです。

「いまだに、エクセルの表を2つ並べて目視で確認しているような日本の企業が多いのではないかと思いますが、プログラムを組めば一瞬で解決します。仕事ももっとスムーズになり、結果、会社から帰宅する時間も早められるかもしれません。本当は効率化出来るのにしないのはとても勿体無いし、非効率を許してしまう企業の構造にも問題がある。だからシステムを変えるためにプログラマーになりました。非効率なことに怒りが湧いてくるんです笑」


世の中に溢れている非効率なことを当たり前に思っていている方も多いのではないでしょうか。松田さんは非効率なことに怒りが湧き、自分で変えて行こう!と仕組みを作る側になったというお話が印象的でした。


働きながら効率よくプログラミングを学んだ下積み時代


松田さんがプログラミングをはじめたきっかけに迫ってみましょう。

「きっかけはセカイカメラでした。映画、ターミネーターのように人の顔を認識して、情報が出てくるというSFの映画の世界が現実にできるようになったんだ!と未来感に衝撃を受けて、作る側に回りたいなと思ってプログラミングの勉強を始めました」

その当時はエンジニアの仕事をしておらず、エクセルのマクロを作るのが得意なレベル。そこで独学で会社が終わった後の2、3時間を使って勉強を始めたそう。ここでも効率化に関するエピソードが。

「会社の後に勉強しても1日数時間しか勉強ができないんですよね。2、3ヶ月やったのですが、全然身につく気がしなくて、働きながら勉強すれば1日8時間勉強できるしお金ももらえて効率がいいと思って、転職をすることにしました。運よく知り合いのプログラミングの会社に転職し、3年下積み時代を送りました。知り合いの会社ということもあって他の会社とはまったく比較検討しなかったです。」

何か新しいことを学ぼうとするとき隙間時間を使うひとが多い中、転職してお金をもらいながら勉強をするのは、非効率さを嫌う松田さんならではの選択だと思いました!

HUBbersは、同じコトの繰り返しが苦手な人が多い説

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「定型業務や事務作業が僕は苦手で、だから簡単にできるように自分で作りたいとプログラマーになった部分もあります。HUBにいるメンバーはそれが、苦手な人が多いのではないでしょうか。クリエイティブな人が多いから、定型作業もさらにこうした方がいい!と自分で仕組みややり方を考える人が多いのではないかと思います。」

たしかにメンバーさんたちは、自分で何かをしたい!変えたい!と思いを持っている人が多い印象です。現状に疑問を持ち、それをきっかけに「コトを起こして」いくから、起業という選択に到るのかもしれません。

他に何か効率が悪いと思うことがないか聞いてみました。


「満員電車にわざわざどうしてみんなが乗るのか、少し時間をずらせばいいのにって思ってました。ランチも12時と決まっていて、その時間になると、エレベーターが激混みなのを見ても怒りが湧いてました笑」

ここでも怒りを炸裂させていた松田さん!笑

そこで話題になったのが、決められた時間ややり方の中で働く方が楽な人もいるというお話。自分で考えるのがめんどうで、時間や制服など定型になっている方がいいと思う人も世の中にはたくさんいることに話がおよびました。

松田さんはじめ、ランチ会に参加したメンバーさんたちは、自分で決めたい!という人たちばかり。やはり起業家精神をもつ人が多いのだなと納得した出来事です。

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(ランチ会でいただいた、食の起業家として活躍するメンバー、FOOD STORY PROJECTによる「おかえりごはん」)


将来は法律家?!正社員が守られすぎていて正社員になれない、懸念

根底にあるのは、効率をよくして仕組みを変えたいという思い。社会の仕組みを変えるには最終的には法律家になるのもありかも!というお話に。

「たとえば、海外の配車アプリは、相乗りが普通で、輸送効率を考えて設計されています。州によって法律も違いますが、利便性を求めて法律もすぐ変わるんですよね。日本の場合は、逆に方の壁にぶち当たり、システム作りがうまくいかないんです。こういうことはよくあります。」

「あとは正社員雇用の流動性を高めたいですね。日本は正社員が守られすぎている所があると思います。守られすぎていて、企業は新たに正規雇用をしないので、逆に正社員になりづらいんです。*アメリカは、そこまで守られていないので属人化しにくいんですが、日本は、20、30年同じ部署にいて属人化していることが多いんです。同じ会社で長年働くというような昔の風習ならいいのですが、今はそうではない。だからそういう仕組みから変えていきたい、法律家も頭をよぎる時がありますね!」

(*アメリカには、期間の定めのない雇用契約は、企業側も雇用側のどちらからでも、いかなる理由でいつでも解約出来る随意雇用 "employment at will"というシステムが存在します。このシステムがあるので、業務の属人化が起こりにくいようです。)


プログラマーと法律家、まったく違う2つの職業のように思えますが、効率よく人々が暮らせるよう仕組みを作り、変えていくというところで繋がりがあるんですね。「法律家」という言葉が出てきたことに納得しました。


「今後は、地方にいる人たちと業務提携を考えています。東京一極集中というよりも地方にいる能力のある人とタッグを組んだりすることも視野にいれています。」


非効率なことがとにかく許せなかった。そんな思いからの起業。

上京した時から漠然と他の人がやったことがないことをやってみたいと思っていたけれど、はじめはやり方がわからなかった、でも今では会社を立ち上げ、仕組みを作る側に。

お話を伺い、こうしたい、さらにこうなったらいいのに!という思いを持ち続け、効率よく着々と下積み、動き出し、世の中を良くしたいと語る姿が素敵でした。

松田さんが定期的に行っているワークショップは、ブラインドタッチができれば、手順通りやるだけというほど分かりやすい内容で、初心者の方やコーディングって何?というレベルの人でもプログラミングを学ぶことができると好評です。

事務や経理をしていてマクロを使えるようになりたい方、またパソコンを使って自分で仕組みを作っていきたいというような人にももちろんオススメ。

非効率を嫌う松田さんが超効率よく教えてくれます!

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HUBbers HOURでは、 今回の松田さんの思いを直接聞くこともできます。
メインサイトAnchor(こちら)のほか、Apple PodcastsやGoogle Podcastsでも配信中です!

次回は、どんなコミュニティメンバーのどんなお話が登場するのでしょうか?乞うご期待ください!


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