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ごほうびを要求するマメルリハインコ

動物嫌いで鳥嫌いの私がやむを得ず同居中の我が家のマメルリハ・シャル。日中は鳥籠と自分の鳥用アスレチックがある出窓で一羽で静かに遊んでいることが多いが、昼前に急に呼び鳴きを始めた。

シャルが鳴き出したら、何か人間に対して用事や要求があるのが通常である。普段からシャルといつも在宅している母は、鳥用アスレチック内の餌が不足しているのだろうと思い、私に餌の追加を指示した。

その時母は手が離せないようなので、シャルの世話をしたくない私は、しぶしぶ代わりに餌を追加で入れた。以下2つの記事で紹介したむきえん麦と中型インコ用カスタムラックスである。

これらの餌を追加してその場を離れるとまたシャルの大きな呼び鳴きが。どうやら要求が違うらしい。しょうがなく母がシャルのところに行き、状況を確認した。

シャルは開いたままの鳥籠の扉にとまって母の方を見ている。そしてまだ何か言っているがわからない。分からなすぎて「ねえシャル、賢いんだからもう日本語で言ってくれない?」などと母は言っている。

しばらく鳴いて何かを訴えるシャルと考え込む母のにらみ合い?が続いた。そしてシャルが身体の位置を変えたことで母がひらめいた。

シャルの少し後ろにシャルの「落とし物」があった。鳥籠の扉にくっついている。母が麻の実を与えると黙って鳥用アスレチックで遊び始めた。これが正解だった。

最近母は、放鳥中のシャルが開いている状態の鳥籠の扉の上で「落とし物」をすると正しい場所でトイレができたという名目でごほうびに麻の実をやっていた。「落とし物」を所定の場所でしたのに母がいなくて麻の実がもらえないので呼び鳴きをしたらしい。しかも出窓のところに落ちずに扉にくっついていたので人間側は状況がわからなかったのだ。

↑記事で書いた通り、シャルが以前の家で「落とし物」をしても怒られない場所を察していた節があった。そして母は常々「鳥はトイレを我慢できない/覚えない」に対して反対意見を持っているので、シャルに100%じゃなくていいので、トイレをしていい場所を理解させたかったようだ。

母が「鳥はトイレを覚えない」に反対する根拠は以下2つ。
・母が子どもの頃飼っていたニワトリは、日中は庭にいるが夜になると母の部屋の段ボールで就寝していた。朝になって窓を開けると大急ぎで出て行き一晩分のトイレを庭でしていた。ニワトリも段ボールが自分の「落とし物」で汚れるのがイヤだったからではないか。
・シャルの母親鳥が卵を温めている期間は、1日に1回だけ巣箱から出てくると大量の「落とし物(おそらく約1日分)」を母の手にしてすぐ卵を温めに戻っていた。ニワトリと同じ理由でまとめてしていたのではないか。
※シャルは稲生家で卵から孵ったマメルリハ

ニワトリとシャルの母親鳥は都合の悪い事態を避けるべく、トイレの場所を調整していたはずである。同様にシャルもトイレの場所を調整すれば良いことがあると覚えられるのではないかという訳だ。ただ、別室から母を呼びつけているシャルの態度のデカさよ。

自分から要求を伝えに別室へ飛んで来ることも

だが、正しい場所でトイレをした、と言いたいなら鳥籠の扉のところの「落とし物」を母に見てもらわないといけない。そこまで考えて呼び鳴きしたのなら、それはそれで怖い。

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