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マメルリハと最愛の人間のぱぱの交流

我が家のマメルリハ・シャルは、現在母と動物嫌いで鳥も嫌いな私と同居している。しかしもともとシャルは私の弟の鳥である。詳しい事情は以下の通り。

弟がシャルを最初に世話したためか、相変わらず弟はシャルにとって最愛の人間のぱぱである。だが、ここ数年は居住地に物理的な距離がありすぎて、なかなか会えず、気位の高いシャルはせっかく弟が来てもガビガビ指を噛んだりして塩対応が続いていた。

今回の引越し前にシャル(と私たち)が最後に弟と会ったのは、昨年の暮れである。その際は祖母の葬儀でバタバタしていたので、いつもと違う様子をシャルが察してか、弟に気を遣い噛んだりもしなかった。

実は引越しの搬入日の翌日に弟が手伝いに来てくれていた。以前は飛行機でないと会えない距離だったが、私たちの新居は弟の家から電車で1時間ほどの距離になった。

弟は片付けを手伝ってくれる合間にシャルにもかまっていた。弟もシャルのここ数年の塩対応に気を悪くして、ずっと優しく接していなかったが、本当はとても可愛がっているので、なんだかんだシャルにかまう。飼い主とペットはやはり似る・・・・両想いなのに素直じゃなさすぎ。

シャルは当時の片付いていない部屋で、安全面から籠外活動を自粛の判断をしていたが、弟が再度シャルを籠から出そうとしてみた。すると、一応慣れ親しんだカーテンがかかっているカーテンレールには飛んで行った。弟はカーテンレールのところにシャルを迎えに行き、近くの椅子に座って指に載せてシャルの様子を見ようとした。

するとシャルはまたカーテンレールの上に飛んで戻ってしまった。また弟が迎えに行き、シャルがカーテンレールに飛んで行くというのを何度か繰り返していると弟が「どちらが上(の立場)か分からせる💢!」と、カーテンレール上のシャルを器用に掴んで手の中に収め、抵抗できない状態のシャルを椅子に座って観察した。手(翼)も足も動かせないシャル。

手の大きさの問題なのか、弟はシャルを捕獲できる。そして解放後シャルは怒りもしない。私や母がそんなことしようものなら死に物狂いで抵抗し、こちらも痛みを負うのが常だ。

思えばシャルの第2回良い子キャンペーンが終了したきっかけはこれだったかもしれない。その後弟が帰宅した翌日以降カーテンレールの上に飛び乗り、迎えに行っても噛まれて抵抗されていた。カーテンレールの上なら遊べると分かり、ずっといた鳥籠付近に戻りたくなかったのかも。

その翌週も同様に弟が引越しの荷解きの手伝いに来てくれた。シャルの鳥用アスレチック前で弟が休憩していた時、直接手で新鮮な豆苗を持ってシャルに食べさせていた。シャルもリラックスして豆苗を食べている。そこには飼い主とペットの穏やかな時間が流れていた。

また別の時に覗くと指をシャルに出して何かしているので、私はそっと部屋から離れた。後で聞くと、弟とシャルが久々に穏やかに一緒に過ごしているので、母も同様にそっとしておいたらしい。

ちなみに私の場合は、そのうち弟が「シャルと同居する」と言い出すのを期待してジャマしないでおいた。

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