マメルリハインコのある遊びのブーム再来

動物嫌いの私がやむを得ず同居しているマメルリハインコのシャルは、昨年麻の実が入ったスクリュー式の蓋がついたケースを開ける遊びにハマっていた。数か月ブームが続いた後、時々開けようと遊んでいたが、今年に入ってからその遊びをした形跡はしばらくなかった。

最近になって、私が仕事から帰ると、日中シャルの鳥籠が置いてある私が過ごす部屋（相変わらず事実上マメルリハとの相部屋生活を受け入れてはいないが）の一部に、麻の実の殻がやたら落ちていることが続いた。

その理由は私の休日に判明した。シャルの籠外活動（＝放鳥）の様子を見ていたら、かつてのように鳥籠の脇にある麻の実ケースを豪快に放り投げ、下の畳の上に落とし、ケースをくちばしでつつき回して蓋をこじ開けようとしていた。そして以前よりもかなり早く開け終わって、中に数粒入っていた麻の実を食べていた。

当然麻の実の殻をシャルが自らゴミ箱に片づけてくれはしないため、鳥籠付近は麻の実の殻だらけ。これのせいか💢！

しかも開け終わるとお優しい母上が、再度麻の実を数粒入れて元に戻している。シャルのために。シャルからすると、取り組むかいがあって、達成感もある楽しい遊びなのだろう。そして麻の実の殻で汚れていく我が部屋よ。

また次の休日にも、母がせっかくそんな私のストレスを減らそうと休日前に掃除しておいてくれた部屋で、シャルは蓋を開けようと鳥籠のそばから下に麻の実ケースを落としていた。

ケースが畳に落ちて、シャルが下に降りる「ばささっ」という羽音がした。そのままカツンカツンとつつく音がするはずが、「ピピピピピピピッ！」と慌てるようなシャルの鳴き声が聞こえた。

怪訝に思ってシャルの様子を見ると、ちょうど冒頭の画像の状態だった。そこで鳥が嫌いなのに日頃シャルと相部屋を強要されている私のストレスが、意地悪な感情となって言葉と行動に出た。

「（意地悪な笑いをしながら）シャルったら、隙間に落ちたケースを取りに行けなくて困ってるのね～かわいそうに～」

大人げないことは重々承知しているが、止められない。そしてその困っているシャルの画像を複数枚撮影した。ここまでやって、ケースを隙間から出してやった。

こんな俺の画像撮ってないで
ケースを手前に出してくれよ……

身体を伸ばしてくちばしが届くところにあるが、ちょっと間違えると奥に入りそうだじ、シャルは襖と棚の隙間に入れるサイズだが、怖くて入れないでいて困ったのだ。

まあ、こういう隙間にむやみに突入して、ここならいいけど気軽に動かせない家具の後ろに行かれたら救出できない。その慎重さは非常に大事だと冷静で大人の私は思っている。

でもこの時の私は、相部屋と麻の実の殻で部屋を汚されて意地悪な気持ちでいっぱいだったので、優しい態度に出られなかった。画像の麻の実ケース後方にも麻の実の殻が落ちているのが見えるだろうか。あれがこの付近一帯に広がって私の心を狭くしたのだ。

またしばらくブーム続くんだろうなあ・・・
しばらく麻の実の殻が多めに部屋に落ちているんだろうなあ・・・・
イヤだなあ・・・・

鳥嫌いとマメルリハの共存は難しい。