散歩をあきらめていない?マメルリハ
今年の6月頃に我が家のマメルリハ・シャルを外出訓練のため、外出用鳥籠に入れて散歩に行ったところ、緑道の散歩をすっかり気に入ってしまった話を書いた。
その後はすっかり夏になって暑すぎるので、人間たちが不要不急の外出をしたがらないため、シャルは大嫌いだった外出用鳥籠に入って過ごしたり、散歩に行きたいアピールをしたりしていた。
散歩に行きたいアピールを人間たちがしっかり無視していたためか、最近はさすがにシャルもあきらめたようだった。
マホウの言葉?「連れて行く」
そんな風に思っていた8月15日のこと。
籠外活動(=放鳥)中、シャルがおもむろに扉が開いている状態で鳥用アスレチック脇に常設されている外出用鳥籠に入って行き、こちらを振り向いた。それを見て「またか」と思った私はシャルに言った。
「秋になったら(散歩に)連れて行くから」
その後シャルがいる部屋から別の部屋に私が移動してしばらく経つと母がシャルに「どうしたの?」「何がしたいの?」と笑いながら尋ねる声が聞こえて来た。
母とシャルの方へ向かうと普段シャルが過ごしている出窓とは別の窓辺に母とシャルがいた。
母が言うにはその窓のカーテンの端にシャルが捕まって外の道を見ていたと言う。シャルは母の指に乗せられても、窓越しに外の道をじっと見ていた。
その道は6月にシャルが散歩に行った時に往復したところだった。その道が当時人通りもなかったので、シャルが周囲を見渡せるようにして歩いた記憶がある。まさかシャルも覚えてる?
母が言うには私の「連れて行く」という言葉の後、急に普段自分では行かない方の窓のカーテンに捕まって道を眺め始めたと言う。私が改めてシャルに「散歩に行きたいの?」と聞くと・・・シャルが目をキラキラさせて道と私を交互に見てきた。
うそでしょ?!
こんな期待のまなざしをしたのは、この前の冬以来じゃないかな・・・
いやまさか本当に「連れて行く」を理解していたのか?理解している言葉もあるにはあるが。
もし本当に外出したら人間たちだけでなく、シャルにも危険な気温であることを理解させるべく、母がシャルをいつもの出窓に連れ戻した。そこの窓を少し開けて(シャルが間違っても外に飛び出さない状況にして)網戸にシャルを近付けた。
その時の外気温は34度。むっとする暑さに襲われたシャルは、その蒸し暑い空気に「おえっ」と顔をゆがめた(そんな顔するんだ笑と思った)。その後窓を閉めるとシャルは、外出用ではない鳥籠へ自分で入って戻っていった。完全に何か(たぶん散歩)をあきらめた様子に見えた。
今チャンスじゃない?
シャルが散歩をあきらめてくれた翌日は、台風7号が近づきつつあった。たまたま雨がやんだ時があり、シャルはその時にまた前日同様にカーテンに止まってそこから見える散歩に行く時の道と母の顔を交互に見比べていたらしい。
しかも台風の影響で気温は30度を珍しく切っており、日も出ていないタイミングだった。お散歩チャンスじゃないかってこと?冗談!
これ以降は毎日暑い日々が続いている。
偶然にもシャルはその後8月15・16日のようなカーテンにとまって散歩の時に通った道を見ようとしていない。
全力でこの2日のことは偶然であってほしいと私は願っている。私と母の妄想でしかなかったと思いたい。でもシャルはシャルだからな…………
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