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逃亡して反抗するマメルリハ(室内)

今回は以下記事を書いた翌朝のことである。

母はいつものように朝の水と餌換えを我が家のマメルリハ・シャルのためにしようとしていた。連日の疲労がたまっていて、まだベッドから出ていなかった私の耳に母の何か大きな声が聞こえた。珍しい。

母が私の近くに来て言うには、シャルの鳥籠の水を換えたところまでは良かったが、餌を換える時に一瞬の隙をついて鳥籠から逃げ出したという。それで「あ!」と大きな声を出してしまったそうだ。

そしてこんなかたちでシャルが逃亡するなんて、これまた珍しい!おもしろい!とつい思ってしまったことで、私の身体は急に上体を起こせるようになり、起き出してシャルの様子を見に行った。

シャルが母がする朝の世話のじゃまをすることはあっても、逃亡までしたことはあったっけ?と思ったからだ。

シャルは鳥用アスレチックの中にいた。悪びれもせず、かといって籠外活動(放鳥)時のように自由に振舞ってもいない。じっとこっちを見ている。

私は鳥嫌いの(シャルにとって)悪い同居人なので、シャルの逃亡をからかいにいった。すると、シャルはさっと鳥籠の方に戻り、母が換えてきた餌入れと共に鳥籠に入って行った。

その後は鳥籠の中で餌を食べ始め、いつも通りのシャルだった。母が言うには、前の晩がそんなに寒くならないと思い、シャルの鳥籠を窓辺から移させなかったため、寒くて怒ったのだという。

シャルは冬の間、夜は鳥籠ごと暖房のそばに移動していたが、暖房がいらない季節は、シャルの希望でずっと窓辺(私が主に過ごす部屋)にいる。そしてこの日の前の晩、そこまで寒くはないだろうと思っていたが、想定より寒い思いをシャルはしてしまったのだ。

なぜかシャルは鳥籠に遮光カバーをかけられて就寝すると「寒い」という文句を言わない。就寝したシャルのいる鳥籠のある部屋が、人間たちが誰もいないのに明るいと「ピピッ」と鳴いて暗くするように言うことはよくある。だが、明るさよりよっぽどシャルの生命と健康に関わる肝心の「寒さ」については言わないのだ。

「明るい💢」て文句言えるなら「寒い💢」も言えていいんじゃないか?翌朝母に八つ当たりで、水と餌換えのじゃまをしたり、逃亡するくらいなら。

午後の籠外活動で遊んでたシャル

賢いんだか何だかわからない。

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