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【シリーズ】青春はとうに潰えていた 第6話【不安障害レポ】

10月の定期テストに備えて、私は勉強に打ち込んでいた。偏差値の低いギャル校でまじめに取り組む必要があるのかと疑問に思う人がいるかもしれないが、大学の推薦枠が欲しかったのと、私はもともと中学生で九九ができないという大変頭の悪い子供だったので、たくさん勉強しないとほかの生徒を追い抜かすどころか、同じラインにも立てないのだ。

それに加え、最近成績に関して隣の席の男子に煽られ始めた。私は頑張って勉強した甲斐あってクラスでは3位の成績を取っていたのだが、2位のその男子はテストの度に「うわー!俺絶対お前より点数低いわ!いやマジで!」というテンプレのセリフを吐き、結果私より2、3点高い点数を取っていたので、負けず嫌いで中途半端な完璧主義の私はつい意地になって勉強の量を増やした。

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