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おじぎ乗り(やまめ乗り)のサドル調整とステム長の関係

なんだか自転車ノートばっかりになってます。
だってとても面白い。みんな自転車乗ろう。
バイブル”自転車の教科書”に触発され、サドル位置などの調整をあれこれ進めます。

こうして、自転車のセッティングを弄くる中で、サドル調整とステムの関係がこういうことなの?というアレを書きます。


サドルとペダルの位置関係の前に、サドルから考えます。
サドルに関するメモは、”サドルの高さは関係ない”と”足に体重が乗っかる姿勢”。これを再現できるのがこちら。

まず、背筋を伸ばして椅子に座ります。
そこから、立ち上がる瞬間の姿勢に停止!(右のような姿勢になると思います)このときの姿勢がおじぎ乗り(やめめ乗り)に適した姿勢です。多分。

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うまくいってるならば、足の親指の付け根に体重が乗っていて、上体は前や後ろでもない、バランスの取れた姿勢になっているはず。
この姿勢を自転車の上で取るために、ロードバイクの写真にプロット。

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ペダルの位置は変えられないため、ペダルを基準にしてサドルを後退させます。結構後ろになるはず。
この状態で手をブラーンと前に出したところ(図中の青色の点)にブラケット、下ハンドルか来るようにすると。
youtube「2012 8 7夜学@WLB『やまめの座学』09」

ではうまくいってないサドルの位置も試してみましょう。

サドルを最大まで前に出してセッティング。何か乗りにくい。何故か、漕いでも漕いでも進まないとう、嫌な乗り心地になっているはずです。
この時に、乗り心地を解消するにはサドルを高くして、上体を倒すように、、TTみたいな感じのポジションになってくるはずですが、これは素人にはとてもしんどい。

また、サドルが前にある場合、どんなことが起こっていたのかプロットしてみましょう。
先ほどの、椅子の実験でサドルが前にある状態をシュミレーションします。つまり、足を引っ込めて座り、立ち始めた瞬間の姿勢!がこちら。

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上体を殆ど倒すことなく、立ち上がれます。でも、ロードバイクやマウンテンバイクに乗る時は、もっと上体が倒れます。試しに、さらに上体を倒すととてもしんどい、、。
つまり、私の調整前の自転車は、上体を倒せない姿勢なのに、ハンドルは遠くにあるため、ハンドルに加重が乗りすぎていたようです。手は痛いし、前輪に加重が乗りすぎているため、すぐに失速します。段差を超えると凄い衝撃が手に返ってきます。

とりあえず、この姿勢をロードバイクにプロットしてみましょう。

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これで、無理やり遠くのハンドルを握って乗っていたのか、、。これはバランス悪い。

そして、この姿勢がしっくりくる自転車がありました、、。

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ママチャリ!
自転車と姿勢のバランスがとても良い。ちゃんとのんびり走るための設計になってるんですね。

最後に、姿勢の比較。

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左がママチャリ、右がスポーツバイク。
右の方が、姿勢が低く取れ、足に体重がしっかり乗るため、早く漕ぐ自転車に向いているのでしょう。多分。
ママチャリなら、ハンドルは近くに。スポーツバイクならハンドルは遠くに。お尻の位置で、足への加重具合と上体の倒し具合が決まり、ハンドルの位置が決まるはず。
以上が、サドル位置の調整とステム長のバランスについての気付きです。

バランスがとても改善された証拠に、止まったまま足をつかないようにするだとか、段差をガンガンと超えて行く際、かなり楽チンになりました。
ついでに、上体を倒したままで手放しもできるように!

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追記
サドルを後ろに引く事で、サドルの高さは低めでも良くなりました(サドルに乗った状態で両足のつま先が地面に付くくらい)。
サドルが低い事で、お尻の大きな筋肉をしっかり使ってペダルを回すことができ、かつ、人間の位置が低い位置になるため低重心で安心感があります。
詳しくはこちらの関連ノートへ
「おじぎ乗り(やまめ乗り)とサドルの関係」
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追記
サドルそのものはこちらのノートからどうぞ
「おじぎ乗り(やまめ乗り)のサドル選定」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・追記
ステムはこちら
「ひろーいステムとハンドルで荒川へ」
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※おじぎ乗り(やまめ乗り)に関する研究、練習ノートは以下のマガジンに纏まっています

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、試行錯誤を繰り返して、楽しかったり上手く行ったところを書いていたりします。 貴重なサポートを頂けますと、なおさら色んなことを試して書きます!