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おじぎ乗り(やまめ乗り)のサドル選定

<いきなり冒頭追記 2016.5>
結局、「自転車の教科書」お勧めのサンマルコリーガルに落ち着きました
→関連記事「やまめ乗りとサドルでやっと解った」
<追記終り>


<いきなり冒頭追記そのに 2017.10>
とはいえ、こいつも良いらしい。物は試しに、、
→関連記事「やっとこ自転車に乗れる~」
<追記終り>

まずは、お店や友人から集めたサドルからいくつか。

現段階の結論としては、私にとってはMCSELLE EVAサドルVELO SENSOを足して2で割ったようなサドルが良いです。
何故なの?というところを纏めておけば、今後のサドル探しに役立つはず。

追記:その後、イイね!というサドルがありましたのでこのノートの最後に追記しました。

判断のポイントはこんなところなのかなあと考えています。
新たな気付きがあれば追記します。

1.横から見てフラットな形
2.股に当たる細い部分の幅
3.太ももの裏に当たる部分の形
4.坐骨が乗る幅
5.なるべくなら、サドルのレールは長いほうが良い

では1「フラットな形状」から。
お尻を容易に前後調整するためには、フラットな物が良い感じです。
SMPは私にしては高価だったのに、このせいで乗りづらいです(泣)。
とはいえ、お尻を前後調整しない=一定以上のスピードは出さない場合には、SMPのような柔らかくて真ん中が空いているサドルは最高です。
のんびりポタリングしよう!って時には持って来いかも。

次に2「細い部分の幅」について。
VELO SENSOくらいの幅が丁度良いです。太すぎると股ずれし、細いとなんだか不安定な感じ?でも、MCSELLE EVAサドル程度の細さなら許容範囲かも。
WizardSMPは厚手のズボンを穿いて乗るとちょっとしんどい、、、。太ももを内側から押されているような感触がして、、。
私の股幅は45mm程度なので、自分の体を計れば、あながち間違った事は無いのかもしれません。
また、股ずれすると、膝を開いて痛くないようにしようとするので、これも速く楽に走るという観点からは良くないですね。

では3「太ももの裏の形状」です。
それぞれのサドルの中心線とアウトラインを取り出した図がこちら。

重ねてみましょう。

おじぎを深くした際、ふとももの裏が当たって圧迫されるのは、VELO SENSOです。エラが出ている形状なんですね。
他のサドルでは感じた事がない感触なのは、点線の位置からも納得できました。

では、細ければ細いほど良いのかというと、次の4番です。

4.坐骨幅との関係
まずは自分の坐骨幅を計測。

ダンボールに座ってお尻をグリグリすると、2つの丸い凹みが残ります。これが坐骨。これがサドルにしっかり乗っていると、地面からの衝撃がここに来るので楽ちんです(他にも効果がありそうですが勉強中ということで、、)。
そして、冒頭のサドル一覧に緑の○が書いてあるのは、私の坐骨というわけです。
この視点で見ると、VELO SENSOが乗りやすくて、MCSELLEがしんどい理由も解るような。お尻の部分の幅が狭いサドルは坐骨の間(肛門様あたり)にめり込んでくるような痛さが、、。

ですので、2「細い部分の幅」とあわせて考えると、股の部分は45mmくらい。太ももの裏の形はVELO SENSO以外。膨らんでる部分はVELO SENSOという形のサドルを探せば良いのかもしれません(安いやつで)。

また、坐骨は個人差の他、男女では特に幅が異なります。
googleなどで検索してみてください。

最後に5のレール長さについてです。
どのサドルも、自転車に取り付けた際には目一杯後退させて取り付けています。それでも、おじぎをもっとも深くした時には長さが足りません。
取りつけレールが長い(そして安い!)サドルを探すか、セットバックタイプのシートポスト(安価な候補品を探しました→関連ノート「小径車(ミニベロ)の良いところ」)を取り付けるというのが良いのかもしれません。
そもそも論ですが、フレームジオメトリのシートポスト角の選定方法というところにも繋がりそうなお話です。

設計の仕事をしているので、何事もこんなような見かたをしてしまうのですが、なにやら新しい世界を知れて面白いなあ~

関連ノート→「おじぎ乗り(やまめ乗り)とサドルの関係」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・追記1

以上の考えから、良い中古サドルを2つみつけましたので追記します。
まずは一覧図。

細い部分はどちらも45mmくらいで問題無し。お尻の部分の大きさも丁度良いです。
ということは、細い部分は自分の股の幅を計ってから、お尻の部分は自分の坐骨幅+35mmくらいを選ぶと良いのかもしれません。

VELO SENSOと比較すると、どちらも太ももの裏がひっこんでます。
とはいえ、これは2D形状としての比較ですので、あくまで参考に。サドルは3D形状をしているため、サドルのエラの張り具合は実物を見るのが良いかと。

次に、横からの写真を。

順番としては、こうなっています。
VELO SENSO
ボントレガー廃盤品  VELO VL-1205(中古なのでFUJIのロゴ笑)

それぞれ良いとこ悪いとこ書いてみました。

ボントレガー廃盤品
trek600に付いていたサドルとの事でした。フラットでポジション移動しやすく、程よくフカフカのクッションでMTBにピッタリです。おじぎを深くしても、太ももの裏が痛くない。
ただ、廃盤品、、。公式webページにはもう掲載されていませんでした。

VELO VL-1205
若干後ろ上がりのため、おじぎが低い時に油断するとお尻が前に滑ってきます。でも、程よい硬さで乗りやすい。ジーパンなどの股間の縫い目がゴツい服を着てると辛いかも。
FUJIの自転車に付いていたもので、裏にはVELOの刻印があります。
海外のVELO webページを見たところ、恐らくこれ
日本では何故かヨドバシカメラにしか取り扱いがないようです(でも商品画像が無い、、)。
amazonではサイクルプロってところが出してるのが同じ、、、かも?

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追記2
これは良くない!というものです。
友人が、なんと新品1000円を切る格安価格で手に入れたというサドルです。試しに乗せて貰いました。

形状は良いのですが、いかんせんベースが柔らかすぎで軽くお尻をついただけでたわみます。
サドルの真ん中に乗っている時は、このたわみがクッションになるかも?という感じですが、登り坂でサドルの前側に座る時、深いおじぎで後ろに座ると、肛門様にサドルのレールが刺さっているのか、、というくらいのシビアな乗り心地。うむむ。

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ、試行錯誤を繰り返して、楽しかったり上手く行ったところを書いていたりします。 貴重なサポートを頂けますと、なおさら色んなことを試して書きます!