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税金勉強会の前日に予習しておくnote

明日2018/09/23(日)に開催される税金勉強会のためにザックリと素人がここ数週間予習しておいた税金についてをまとめて置きます。明日はこうやん社長と某税金に詳しい方のオフレコありありの税金勉強会へご参加下さい!

筆者:堀川登喜矢 Twitter
講師:こうやん社長 Twitter

==== 目次 ====

1.税金とは
2.みんな大好き「税の歴史」
3.所得税と超過累進税制度
4.所得を経費で消しこんで税率下げたい!!
5.確定申告と青色申告
6.事業税について
7.固定資産税について
8.消費税について
9.終わりのあいさつ

==== 本編 ====

1.税金とは

税金とは何でしょう?

ザックリと言えば日本社会を成り立たせるために使う会費…とでも考えればよいのでしょうか?なんだか色々違う気もしますがとりあえずこの認識で進めていきます。
さて、そんな税金ですが学校教育やサラリーマンとしての活動の中ではあまり身近に感じにくいのでいざ必要になった時に知識が足りない!なんてことになりかねませんよね!それではこれから私達が国や地方に納めている税金とは一体どんなものなのかをザックリ書き出してみましょう。

【よく聞く税金】
所得税  ・消費税・住民税・法人税・事業税・消費税・自動車税・固定資産税・相続税・贈与税・たばこ税・酒税・石油ガス税・入湯税・印紙税…etc 

まだまだ沢山の税金がありますが沢山詰め込んでも理解できないのでこのくらいで止めておいて…。あれ?そう言えば普段お酒飲んでるけど「酒税」なんて払ったことないぞ??なんて思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

【直接税と間接税】
税金には直接国や地方に納める直接税と物を購入した場合などに販売元に税金を渡しておいて販売元が一括で納める間接税とがあります。それでは上に上げた税がどちらに当たるのか分類分けしてみます。

●直接税
所得税・住民税・法人税・事業税・事業税・固定資産税・相続税・贈与税

●間接税
消費税・酒税・たばこ税・石油ガス税・入湯税・印紙税

間接税は普段何気なく支払っているものですが案外みなさは小まめに税金をちょこちょこ支払っているみたいですね!特にタバコとお酒を飲み人なんかは「俺はみんなより多く税金払ってんだぞ!」なんて冗談を言ったりするくらいですから!笑

2.みんな大好き「税の歴史」

【古代日本の税】
古来より人々は権力に税を納めてコミュニティーを維持してきました。日本の最古の税は弥生時代の邪馬台国の卑弥呼様に納めていた税らしいですね!その後、大化の改新以降に日本でも当時のアジア圏のトレンドであった「租庸調」の税システムを導入して効率よく税を集め始めます。

【メソポタミア文明と文字と税】
さて、ここで余談ですが歴史好きは興奮必死のワード…「メソポタミア文明」を登場させて置きましょう。

メソポタミア文明古代メソポタミア文明は、メソポタミアに生まれた複数の文明を総称する呼び名で、世界最古の文明であるとされてきた。文明初期の中心となったのは民族系統が不明のシュメール人である。チグリス・ユーフラテス両河は水源地帯の雪解けにより定期的に増水するため、運河を整備することで豊かな農業収穫が得られた。初期の開拓地や文化から始まり、エジプトなどよりも早く農業が行われた地域として知られている。紀元前3500年前ごろにメソポタミア文明がつくられた。- Wikipedia

こ、興奮するぅ〜!!
もう税どころじゃない!!うほほぉ〜!!

おっと、意識が持っていかれた…
さて、人類の世界最古の文字はメソポタミア文明で有名な楔形文字…の原型である絵文字だったそうです。その使いみちは主に帳簿のために使われいてて納税の記録や貸借の記録に使われていたそうですね!
そしてエンジニアなら興奮すること間違いなしのワード「トークン」もここで既に誕生しています。この世界最古のトークンは粘土板に記録された羊や麦の数によって、それを手形の様に使って物の売買を可能にしていたりしたんだとか!

つまり、税とは人類最古の記録と同じ…もしくは更に古くから存在する概念だったようですね!もし興味があれば歴史とお金と税の3点をフォーカスした書籍を読み漁って見るとすごく面白いのでおすすめです!

3.所得税と超過累進税制度

「所得税の税率って収入が上がるとそれに比例して上がるんでしょ?」
ん〜、近いけど違う!!

まずは日本の税金で最も私達が関係してくる所は何と言っても所得税ですよね!そんな所得税は日本では超過累進税制度と言うものを導入しています。

まずはこの記事を読んで下さい!(必)
【図解】所得税の累進課税の仕組みを見てわかるように図解しました

さて、私もつい先日まで「単純累進税率方式」の考え方で計算するものとばかり思っておりましたが違う見たいですね!つまりよく勘違いする「900万円の壁」的な突然課税額がグンと伸びる計算方法ではなかったようです!

4.所得を経費で消しこんで税率下げたい!!

僕が税金の勉強をして最もやりたいことランキング1位の要素です!これはタダの給料所得者のサラリーマンをしていてはできないのでゆくゆくは自分なりに動かなければ実現できませんね!笑

●年の稼ぎ
所得 = 売上(収入) - 経費
●税金の対象
課税所得 = 所得 - 各種控除
●最終的な税額
納付税額 = 課税所得 × 所得税率

上記の計算式で言いたいことはズバリ、経費で所得を下げることができれば税率が下がって納付税額減ってラッキーだよね〜ってことです。

5.確定申告と青色申告

まあ、言い方は過剰かも知れませんが間違ってはいないでしょう。
給料所得者である完全サラリーマン収入のみであれば大体の人は年末調整を会社でやってもらうのであまり関係はしてこないのですが、「4.所得を経費で消しこんで税率下げたい!!」で述べた経費とはこの申告納税する時に重要になってくるものなんですね。

確定申告の基礎知識 - free

【確定申告が必要な人】
・配当所得があった人
・不動産所得があった人
・事業所得があった人(個人事業主)
・給与所得があった人(サラリーマンでも確定申告が必要な場合も。後述)
・退職所得があった人
・譲渡所得があった人
・山林所得があった人
・一時所得があった人
・雑所得があった人(年金、事業的規模でない副業による所得などがある場合)
【会社員向け:確定申告が必要になる条件】
・給与収入が2,000万円を超えている場合
・2ヵ所以上の会社から給与を受け取っている場合
・配当所得や不動産所得などの副業所得が20万円を超える場合
・医療費控除、雑損控除などを受ける場合
・住宅ローン控除を初めて受ける場合(2年目以降は年末調整で行う)
・その年の途中で退職し、再就職しておらず、年末調整を受けられない場合
・ふるさと納税の納付先自治体が6ヵ所以上の場合
【青色申告とは】
青色申告とは、特別控除が設けられている確定申告の方法です。
これは、1950年に施行された制度で、日々の取引きをすべて帳簿に記して正しく申告すると、さまざまな特典を受けられるしくみになっています。
青色申告のおもな特典は以下のとおりです。

 <青色申告のおもな特典>
・青色申告特別控除(65万円または10万円)
・青色事業専従者給与の必要経費算入
・純損失の繰越し

青色申告では、正規の簿記の原則(複式簿記)に基づいて帳簿を作る場合、所得金額から65万円を控除できます。青色申告特別控除を差し引いて所得金額を減らせるため、申告・納税する金額も小さくなります。簡易帳簿で申告する場合は10万円控除となります。  

さらに、青色申告は、家族への給与(青色事業専従者給与)を経費にできたり、赤字を3年先まで繰り越したりすることができます。赤字になった次の年に利益が出ても、そこから前年の赤字(繰越欠損金)を差し引くことができるのです。
【白色申告とは】白色申告とは、青色申告と比べて簡単に確定申告ができる方法です。貸借対照表の提出が不要であるほか、帳簿も取引きごとにすべて記載するのではなく、日々の合計金額を一括記載する方法で申告できます。

ただし、白色申告には、青色申告にある家族への給与を経費にできるしくみや、赤字の繰り越しもありませんので、節税メリットは少ないといえるでしょう。

さて、上記の様な場合は確定申告が必要ですよね!ちゃんと申告しないと申告漏れが発覚して本来払う税金よりも大きなお金をふんだくられてしまいますので注意しないと行けないらしいです!

それとどうせ確定申告するなら青色申告のほうがメリットありありですし、経費の申請なども青色じゃないとできないそうなので青・白で悩むなら青色申請の10万円控除に挑戦してみるのがいいそうです!

ちなみに青色申告したい時は申告する年の3月15日までに事前の届け出が必要らしいですよ!

あ…今年はもう無理ですね!笑

6.事業税について

さて、あなたがフリーランスや個人事業として収入を得ているとしましょう。そんな時に課せられる税金が事業税です。もしかすると支払ったことなんてありませんよ〜って人もいるかと思いますがそれは「事業主控除額」が290万円まで許されているので事業所得が290万円以下の場合はそもそも納める税金がありませんよ〜ってやつですね!

なお事業税の税率は事業の種類によって決まるみたいですよ〜!
まあ、僕らがやる事業なんて大体5%だと考えてればいいんですけどね。

7.固定資産税について

もしかするとあまり馴染みのない方もいらっしゃるかも知れませんね。とりあえず何に課税されるか見てみましょう。

・固定資産税(土地)...地価公示価格の7割程度
・固定資産税(家屋)...評価額が課税標準額
・償却資産...資産ごとに耐用年数と取得価格から評価額を算出

さて、「家も土地も無いから、こんなの払ったことないよ!!」という人もいるかも知れませんが一応パソコンなんかの償却資産と呼ばれる物を沢山持っていれば支払い義務が生まれることもあるんだな〜と思っていて下さい。

ちなみに車やバイクなんかは自動車税が掛かっているので償却資産として課税されません。

また、償却資産は未償却残高が合計で150万円以上の場合だけ課税されるようなので多くの人は免税として課税お免れているわけですね!

8.消費税について

昭和のお父さん世代には無かったらしいですよね。現在は8%が掛けられていて10%に上がるかも知れないとヒヤヒヤしています。

さて、そんな消費税ですがフリーランスや副業をしていく上で実は忘れては行けないのが見積もり価格に税金分を入れるかどうかです。少額の事業者は大体とっていないようですが、もしも売上が1,000万円を超える年があれば突然国に「売上1,000万の消費税8%払えよ!」と言われてしまうかも知れないので見積もり額にも消費税を盛り込んでおいたほうがいいそうですよ!

ちなみに売上1,000万円以下の事業者は「免税事業者」と呼ばれ消費税を免れることができるわけですね〜。

9.終わりのあいさつ

さて、ザックリと触りだけフワッと書いてみました!
それでは明日のこうやん社長と某税金に詳し方をお招きしたオフレコありありのムフフな勉強会にご参加いただければ幸いです!

リアルでお会いしましょう!

1996年生まれの渋谷周辺で働くwebエンジニアです。鉄道業界に居たり営業マンをやったりとフラフラしていたおかげで血縁者には心配されていますが、誰にも理解されなくとも高校3年生の時に思い描いた設計図の通りの行動を貫き通す変人です。どうもよろしくお願いします。