欧州旅行記④:ルクセンブルク
2005年に欧州4ヶ国を旅した時の記録です。目次はこちら。
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ルクセンブルク行きの列車に乗るためにバックパックを背負って中央駅まで。昨日よりだいぶ寒い。
切符を購入したところ、往復割引で40%も安くなった。ベルギー国鉄よくやった。0940発の電車で出発。車窓には草原と田舎の景色。ところどころで雪がまっていた。ルクセンブルクまで3時間。
1236ルクセンブルグ到着。サムイサムイ。駅の観光案内が昼休みだったので、ロッカーに荷物を預けて観光に出かけることにした。目指すは旧市街。
この旧市街はグルントと呼ばれる堀にぐるんと囲まれていて、昔はかなりの城塞都市だったんだそうだ。もう一度言うけど、グルントにぐるんと囲まれている。ぐるんと。堀といっても深さは50メートル以上ある。上から見下ろすと足がすくむ。
旧市街はダルム広場へ。ここにも観光案内があるので、宿の手配もしてしまおうというわけで。係のおばさんにお願いしたところ、地図を渡され
「こういったら行けるわよ」
と道順だけ教えてくれた。メルシー!予約はしてくれないのか!今までの観光案内は、予約までしてくれたのに…。仕方が無いので直接足を運ぶ。ホステルは旧市街を挟んで駅と反対方向、グルントの向こう側。駅から歩いて30分くらい、遠い。交通機関がないから、歩くしかない。
着いたホステルはまだ建てられたばかりで、とてもキレイ。ベッドもシャワーもきちんとしていて、ホステルじゃないみたい。朝食込みで2,000円。
旧市街に戻る足でボックの砲台という地下要塞に向かう。ドラクエにでてきそうな地形、砲台から眺めるグルント景色がスバラシイ。まさにダンジョンで、薄暗い狭い通路をさまよった。
そこから旧市街やグルントの底を散策。この要塞と街並みが世界遺産。小雨が振り出してかなり寒くなったのでカフェに一時退散。まったり過ごす。
ガツンと肉が食べたかったので、多少高くなるのを覚悟で駅前のレストランで夕食。チキンソテー、味も量もまずまず。
腹が満足したところで、電灯の灯りはじめたグルントを見渡しながらホステルへ戻る。だいぶ歩き疲れた。同じ部屋の日本人旅行者から宴会に誘われたが、あとで行くとか言いながら寝てしまった。ごめんよ。
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