会社を長く続けるために必要な3つの要素~次のカタチの見つけ方~
がっちりマンデー7/11放送分
僕たち上場しました2021!より
■年間売上400億円の冷凍モノ専門の卸会社「アイスコ」
「アイスコ」という会社は、アイスクリーム・冷凍食品に特化した卸会社で、年商は400億円だそうです。
「卸」という昔ながらの業態で、また、「冷凍モノだけ」という狭いジャンルを扱ってこれだけの年商とは、そして、上場とはどういうことでしょうか。
この会社が他社と違うのは、配達の際、商品を倉庫に納品して終わりではなく、店内に入って陳列までしてくれる点です。
ただ並べるだけではなく、アイスを置く順番や配置を、お店の顧客層、時期、店内のレイアウトなどを考えて、よく売れるように配置してくれます。
売上が上がる品揃えの提案など、アイスがより売れるサポートをしてくれるのです。
「アイスコ」に任せれば売り上げが上がる!と、現在は関東、東海を中心に約5700店舗ある取引先のほとんどが売り場作りを任せているそうです。
また、ドラックストアなど冷凍庫を持たない店舗には、「自社のトラックをバックヤード代わりに使っていただく」という発想で、細やかな発注にも対応しているそうです。
卸業の「次のカタチ」ということでしょうか。
確かに「同じ頼むなら・・・」となりますよね。
「自社が扱っている前後の行程まで対応する」というビジネスモデルは、比較的考えつきやすいものの1つであり、この事例を聞くと、「なんだそんなことで」と思われる同業者の方もおられることと思います。
しかし、この事例以前にこのアイデアを聞かれても、おそらくほとんどの会社は「そんなことできない」という反応ではないかと思います。
既成概念が邪魔するんですね。
店内の陳列にかかる時間は5分程度だそうです。
陳列について勉強して、配達に5分時間を割けば新規客が取れるのに・・。
これまで成功事例をいくつも紹介していますが、結局こういうことなんですね。
ほんのちょっとしたこと・・。
長く続く会社に必要なのは、
「環境への適応力」と「挑戦心」ではないでしょうか。
あとは、
「会社を潰さない」という強い思いですね。
ご参考まで^^
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マーケティング・経営コンサルタント 橋本経営事務所
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