業績アップ請負人がやっていること  ~ロゴを変えると売れる?~

カンブリア宮殿(1/28放送分)
デザインで価値を一変!"可士和改革"の最前線"より


■業績アップ請負人と言われる佐藤可士和氏の職業は、クリエイティブディレクターです。

その佐藤氏がメインにやっていることは、「ロゴのデザイン」です。

もちろんロゴに限らず、包装紙やレシートの印字まで、外部の目に触れるありとあらゆるものを扱いますが、その佐藤氏によって名だたる大手が大幅な売上拡大を達成しています。


楽天、年商180億円から1兆4500億円に
ユニクロ、年商4400億円が2兆円に
セブンプレミアム、年商4200億円が1兆4500億円に


要するに佐藤氏は、「イメージ戦略」、「ブランド戦略」を担う方なのですが、注目すべきは、ビジュアル的なものだけでなく、事業本体にも関わっている点です。コンサルティングですね。


番組で紹介されていた「くら寿司」のケースでは、ブランディングにあたり、店舗のイメージを大きく変える取り組みが紹介されていました。


店舗は白木造りの高級感あふれる風情に                皿のデザインの刷新                        「びっくらポン」というゲームを、縁日でよくある射的、輪投げに     高級スイーツのメニュー提案など。


佐藤氏は、依頼者であるその会社の社長に、何回も長時間にわたってインタビューするのだそうです。

「どういう思いで経営しているのか」をひたすら聞く。


また、その会社ややっている事業を把握することに力を注ぎ、それによってその会社の核となるものを洗い出して、それをクリエイティブに落とし込みます。


もちろん商品提案などはコンセプトの部分に限られますが、
だた直観的にデザインしていたり、流行りに寄せたりしているわけではないのです。

「ビジュアルの感覚を軸にして、その会社の在り方を最適化している」という印象です。


佐藤氏によって会社の在り方が明確になり、それをもとに経営することで、売上に反映されるというプラスの効果が生まれるのだと思います。


ブランディングのよくある誤解で、泊が付く、イメージが良くなるので売れる、統一感、表現といった「外回り」のものとは違いますよね。


クリエイティブを追求していくと、本体の部分に関わらざるを得なくなるのです。
これは「売れること」の本質を突いた話ではないかと思います。


営業や宣伝に関しても同じで、SNSやブログ、Youtubeをがんばってもさほど売上が上がらないのはここに理由があります。
結局は本体の価値になってくるのです。


佐藤氏によって成功した会社は、本体に価値を持っている会社です。
または、それに気づいて、その価値を磨いた会社です。


企業が倒産する最大の原は「販売不振」と言われます。
しかし、オブラートに包まずに言うと「商品力不足」ということで、その時何をするかが問われます。


宣伝、営業に力を入れるのか

核の価値を見直すのか


「核」に焦点を当てれば、打つ手はいろいろ出てくるものです。


ご参考まで^^


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マーケティング・経営コンサルタント 橋本経営事務所


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