日本の敗戦パターン
現在の新コロナ危機でも、海外で(特にアメリカで)新しい形の社会保障や企業サービスをつくる動きが出てくると思います。
日本の場合、海外が危機に瀕している時に自国がうまく乗り切ると、慢心がうまれ、後で大きく失敗するパターンがあるように思います。
最近の例は、1970年代末の第二次オイルショックで、その後、欧米が高インフレ・高金利による不況にあえいだときに、日本はインフレを抑えて経済成長を続けることができたことで、「Japan as No.1」などといった、その後のバブル崩壊につながる日本経済への過信がうまれたように思います。
今回の新コロナ危機でも、慢心が生まれつつあるような気がします。慢心せず、危機を乗り切るとともに、今回の危機であらわになった日本社会の弱点について、経営者・非経営者を問わず、皆がそれぞれの現場の経験を踏まえ、どのような改善ができるか考え、発信し、イノベーションにつなげていくことが大事だと思います。
とりあえず、個人的には、
・個人の多スキル化と副業を可能にするような教育機関(大学等)の整備
・給付型の社会保障とそれに伴う税徴収を簡単にできるような、本人確認付き決済システムの構築
ができるとよいと思います。