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愛してくれてありがとう

こんばんわ。

昨日はOSAKA RUIDOで
年内のライブ納めでした。

胸いっぱいだったので、書き残そう。

RUIDOで最後に歌えたのは
2020年3月4日。誕生日前夜祭の
SSW全組フルバンド企画。

ちょうどコロナが流行り始めた頃でした。

未知のウイルス。人が死ぬウイルス。

開催を悩みに悩んだあの頃の記憶が
フラッシュバックした。

私のわがままで、二度と会えなくなる人がいるかもしれない恐怖。

クラスターが起きたら大好きなOSAKA RUIDOが
潰れてしまうかもしれない責任。

それでも、私たちの音楽生命がかかった1日。
この日を延期したら、私の大好きな友達は音楽を辞めてしまうかもしれないようなタイミングだった。
(それで書いたのが鳴り止まぬストローク)

でも、この日を開催したら
前を向けるかもしれない。そんな気がしていた。

でも、開催したら誰かの人生を壊してしまうかもしれない。

でも、でも、でも、、、。

私のお母さんは自営業で、1人でお店をしていて
コロナ=悪 のイメージが強い時期
このライブに行ってもしコロナに感染したら
職を失う。生活出来なくなる。と言いました。

ライブハウスはそれだけの覚悟を持って行くところでした。

いろんな事を、隅から隅まで考えたけれど
みんなで笑う事を諦めたくなくて
たくさんの方に協力してもらって開催しました。

OSAKA RUIDOは一緒に乗り越えていきましょうと言ってくれて、世間では品薄状態にも関わらず
たくさんのアルコールやマスクを準備をしてくれ
万全の状態で対策してくれました。
出演者の中にはゴム手袋を持って来てくれたり
本当にみんなが一緒に乗り越えようってしてくれたおかげで、無事に何事もなく開催できました。
忘れられない誕生日です。

それから状況はどんどん悪くなっていき
私はライブをする事を一度辞めました。

あの時実は、もう二度とステージに戻らないんだろなと思って物販も全部クローゼットに直してキャリーバッグは捨てました。

それなのに、ずっと家にいるもんだから
気がつけばギター弾いて歌ってて
ライブでは歌う気のない独り言みたいな歌をいくつか作っては動画を投稿したり配信したり。

私の生活に音楽がこんなにも染み付いてると言う事をめちゃくちゃ実感しました。
私の今を伝えるのは音楽しかありませんでした。

それでも無観客ライブを気に入ってたし
有観客は怖かった。人の視線が怖かったのかな。
万人受けじゃないってわかってるから
また孤独を感じるのが怖かった。

みんな家にいて、みんな無観客だったら
みんなが孤独だから、このままだったらいい。なんて思った時もありました。(歌にした)

それでも私に歌ってくれと言ってくれた人たちの
愛に応えたくなって、またライブハウスで歌い出しました。

どんどん有観客を始めていくアーティストの中では
みなさんの前に戻ってくるのが遅かったと思う。

ライブハウスの存続の危機の中ステージに戻るからには、1回のライブに10人は来てもらえるようなアーティストにならないとライブハウス守れないと思ってライブが出来なかった。
大きな場所であればあるほど、気が引けた。

結局そんなかっこいいアーティストにはなれてないけど、それでも自分が歌いに行ってこの場所で音を鳴らす事が力になるんだって思えた時があって
それからは目の前に居る人(箱のスタッフ含め)にパワーを与える事だけを考えて歌えてます。
ライブハウスは音が止まれば死ぬんだ。鳴らさなければ。

そんな日々を乗り越えて、
昨日やっっとコロナ禍当初ぶりにOSAKA RUIDOで歌えました。

嬉しかったーーーー。
5年前のワンマンライブの景色も思い出したし、
最後のRUIDOも思い出したし、
時々会いに行ったり、AZYTATEに来てくれたり
していた店長・小澤さんのこの日々の顔も浮かんだ。

どう見ても大変な日々だと思う。
東京の系列店は何店舗か潰れた。
大阪は大丈夫なのか、大丈夫なわけないか。
早く歌いに行かなきゃ、でも、でも、、。
そんな想いを巡らせてるうちに3年近く経ってしまった。
そんな想いをもったまま二度と叶わなくなった人もたくさんいるだろうな。
私はラッキーだ。

昨日はまたあのステージに立てて、ただただ嬉しかった。
守り続けてくれた事への感謝が止まらない時間だった。

今もなお、大変な日々を必死で乗り越えて
OSAKA RUIDOを守ってくれている小澤さんと
スタッフのみなさんには本当に感謝しかない。

アーティストのライブを体を揺らしながら
楽しそうに愛おしそうに見てくれる
小澤さんがやっぱり大好きだ。
好きすぎる人のライブは最前列でみる事もある可愛い人なんです。笑

OSAKA RUIDOには私の夢が詰まってる。
20歳の頃、憧れのアーティストのワンマンライブを見に来て、私もここでワンマンがしたいと思った。

25歳 ずいぶん時間がかかったけど叶えたRUIDOでのワンマンライブは、自分の未熟さを痛いほどに痛感した日になった。

30歳RUIDOより大きいROCKTOWNでワンマンライブが出来た。成長をちゃんと感じれてやっと前を向けた。

もうすぐ31歳。
もうひとつ大きなステージを越えたら
RUIDOでワンマンライブをリベンジしたい。

何年かかんねん(笑)
小澤さんにはどうか元気でRUIDOを守り続けて欲しい。

私の夢は恩返し。
私の人生を変えてくれた大切な人たちを幸せにしたい。
幸せが連鎖して世界が平和になればなぁ。なんて。

まだまだ旅の途中です。

2023年もやれるだけやるから、
一緒にこの世界を守ってほしい。

自分の生活と活動と、バランスとりながら
変わっていくこともあるけれど
変わらない気持ちを大切に前へ進もう。

2023年もどうぞよろしくお願いします。

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