New Zealand ひとり旅 12日目

なかなか筆が進まなくてすいません。
今日も書き進めていきたいと思いますよ。

クライストチャーチで過ごす1日は
Whale Watching!!!

そう、クジラをみようと思ってツアーを申し込んでおりました。

朝8時半に、ホテルのフロントロビーに集合。

出発前にやらなきゃいけない
デザインを少し進めて、10分前にロビーへ。

、、、

、、、

来ない。

スタッフさんらしき人が一向に現れない。

何度メール確認しても予約OKになってる。
来ない場合は緊急連絡先に電話してって書いてる。

、、、どれやねん!!!笑

よくわからない仕組みの
URLをどんどん開いていくと出ました。

「入金未確認の為キャンセル」

おいいいいいー!まじかよ!!
クジラだいぶたのしみにしてたで!!!

うわーーーってなって
とりあえず部屋に戻る。

仕方ないのでまだ朝も早いし
Macを持って近くのカフェへ。

フラットホワイト可愛い。

昼頃までここでしっかりいろんなデータを仕上げて、考えた末、

せっかくなので、地震博物館に行こうと決めました。

ニュージーランドは親日なので、
日本の地震があった日はお祈りをしてくれていて
日本でもニュージーランドの地震があった日は
お祈りしている場所があるらしいです。

申し訳ないけれど、8年も前のことですから
当時見たニュースだったりもそんなに覚えていなくて、改めて勉強しようと思ったのです。

大きい地震は2010年9月3日と
2011年2月22日に起きました。

2010年の地震ではマグニチュード7だったにも
関わらず、死亡者が0だったらしい。
負傷者は100人以上ですが、重傷者は2人。

2011年の地震は2010年の本震の
最大余震だったと言われてます。

その最大余震で185人死亡
300人以上が負傷、200人以上が行方不明。
なんとも無念です。

その後も6月や12月に同じ規模の地震が起きて、さぞかし怖かっただろうなぁ。

大きな被害になった理由は
・クライストチャーチ大聖堂の塔が崩壊
・市内の多くの地域で停電や断水が発生
・クライストチャーチでは観測史上最大規模の液状化現象
・市内の中層ビル2棟が倒壊
だったそうです。

液状化が本当に凄かったみたいで、
展示物を飾ってる台の下や、壁いたるところに、
マオリの刺青模様でデザインされた
液状化を象徴とした模様が書かれていました。

ミュージアムの最初の展示はマオリの人々と
地震との関係性について。
ニュージーランドの先住民族マオリの文化では、空や海の神以外にも、地震の神が存在すると
信じられています。
万物全ての現象は神の仕業であり、
それと共存していくことが地球で生きていくことだという考えを持っています。
「地震=悪・恐怖」とはなっておらず、
大地の創造の一環であるという考え。
めっちゃ前向き。

大聖堂にあった鐘や聖杯、
タイムボールステーションのボール、
大聖堂広場で見つかったタイムカプセルなど
地震で取り外されたものも展示されていました。

タイムカプセル見つかるて凄いよね(笑)

あとは、大聖堂やその建物の歴史についての説明書きがありました。

入ってすぐ、
ワインのボトルがずらーっと並んでいた。

クライストチャーチ北部のワイパラ地区にある
マッドハウス・ワイナリーが2010年9月4日の
地震を記念して特別にブレンドされた
SAUVIGNON BLANC (白ワインで有名)を製造したそうです。

このワインの5000ケースが国中で生産され販売されました。
収益の大部分はクライストチャーチ大地震復興基金Canterbury museum2012に寄付されたそうです。

博物館には震度を継続する機械が置いてありました。
クライストチャーチで製造されたらしく
最先端技術を使用しているらしい。
さすがITに強い国。

地震の震度だけじゃなく、橋の性能などを
観測するのにも使っているらしい。

板張りになってる床で足踏みやジャンプをすると、画面の針が揺れます。

当日のニュースが見れるようになってました。

揺れる前から、揺れ始めて、建物が一気に崩れる瞬間。

絶句でした。
思わず目を逸らしたので2回見た。

頑丈そうな建物が、
砂で作った城が崩れる時みたいな。
レンガが一瞬で砂になってしまって恐ろしかった。

奥の部屋にも映像が流れていて、
女の人が泣きながら話していたり、
小さな姉妹が歌を歌っていたり。

それは12.51プロジェクトというものらしく
カンタベリー地震の時の自分の物語を
語り継ぐものみたいです。

多分このサイトから、全て読めます。
Your storysで話が読めて
Your photosで写真が見れます。

もちろん英語で話している映像なので
あんまり聞き取れず、全ては見なかったけど、
私が見た女性はきっと娘を探している時の
お話をしていて感情がダイレクトに伝わってきた。

こういう話を一生残る形で、
人の前で話すのってめっちゃ勇気がいる事だったと思うのね。

見つかったのか、亡くしたのか、
わからなかったけどきっと亡くしたんだろうな。

なんとなく、彼女の涙でそう感じました。

こうやって話す事で、自分と向き合える
そういうプロジェクトなんだと思います。

当時の救助の様子を詳しく展示している
コーナーもあって、実際に使った服や道具も
展示されていました。

そして、日本の救援隊の紹介もありました。
日本からは消防隊員、医師、看護師など70名と
災害救助犬が派遣されたそうです。
その後の東日本大震災では逆にニュージーランドが日本に救援隊を派遣してくれていました。

日本だけでなく、12ヶ国の救助隊や警察が
力を合わせて前例のない規模のチームを立てたそうです。愛されてる。

ふとトイレに入ったら、
扉に震災当時の試行錯誤して作られた
仮設トイレの写真がありました。

トイレにはトイレの事をって、
こだわり凄いな。(笑)

トイレに行かなかったら気づかなかったので
行ってよかった。

パイプが割れたりで下水道が使えなくなったので
各自裏庭に、ユーモラスな仮説トイレを作ったらしい。遊び心すごい。

戻りまして。

2011年2月22日の地震の直後に
クライストチャーチのスケートボーダーグループが、撮影した動画がありました。

どんな状況も楽しむ、この街強さみたいなものを
感じました。

40万回再生されていた動画が見れなくなってたので、めっちゃ探したわ。
ぜひ見て欲しい。

そこからは、未来に向けてや体験のブースが
いくつかありました。

液状化が酷かった地震なので、
液状化とはなんや ってことを子供でもわかるような、ついつい触りたくなるような
砂と機械を使った装置があったり。

これから立て直すこの街を地震に強くするために
必要だと思う建物を作ろう!ってレゴがあったり。

近くにいた2人の男の子たちが
ずっっと遊んでいたので、
素晴らしいシステムやなぁと感心しました。

この先は、地震を体験した結果出来た
建築システムだったり、模型だったり
大聖堂にあった何トンもする重さの鐘や像があったり。

大聖堂で見つかったタイムカプセルの中身も
飾られてました。

1907年4月に入れられたガラス瓶、
束ねられた新聞、などが入っていて、
市内での出来事、土地のコストなど
20世紀の変わり目のクライストチャーチの
生活がみえるものだったそうです。

それから、カンタベリー地震の様子を
おもしろおかしくした漫画なども流行ったみたいで、見れるように展示されてました。

その先には、どうしていくべきかを
たくさん考えた未来がありました。

一番最後には、
立て直し始めたクライストチャーチの街を
こんな施設にするんだっていう、企画書と
イラストがありました。

プール作るらしい(笑)
なんかジェットコースターみたいなんもある。

そういや、それっぽい工事現場あったなぁ。。
なんかめっちゃ前向きやん!と笑えてしまうくらいの潔さ。

このイメージには、強い前向きなメッセージとともに、特別な地域の未来を見据えたものがありました。

地震によってもたらされた困難と課題を認識する一方で、この地震があったから知れた、
人間の精神と機会を祝っています。

タイムカプセルが見つかったり、技術が発展したり。

強く共鳴するユーモラスで高揚するイメージを
クライストチャーチの会社
エドモンズ・クライストチャーチの
ベーキングパウダーの包装を応用して、
作ったそうです。

そして、マオリ語で最後にメッセージがありました。

テ・アオ・フリフリ

この言葉は過去が現在と密接な関係があるという考えを反映しているそうです。

地震などの出来事は歴史を再考し、将来に影響を与える機会を与えてくれたと考えています。

カンタベリー地震は街の多くの
Te taonga(宝物)を発見しました。
それらからは、先祖、特に地元のWaitaha hapu
(Canterbury sub-tribes)の生活様式をより学ぶことが出来る。

この遺産や物語を分かち合い、
歴史との繋がりを街の再構築の中で
目に見えるものにすることを約束します。

この豊かな歴史を共有するクライストチャーチの人々は活気に満ちた未来に向かって
共に働きます。

と記されていました。

途中は難しかったり、ショッキングだったり
とても重い気持ちになりましたが、
最後はしっかり前を向いていて
この街の強さを感じれて明るい気持ちで
博物館を出れました。


まだ17時前だったので(3時間は見てた)
カンタベリー博物館にも行ってみました。

完全に逆走したっぽかったけど、
おもしろかったぁ。

ロイヤルな家具とアクセサリーや食器。

貴族の衣装もたくさんありました。

金色はイースターとクリスマスそして、
最も厳粛な饗宴の為に使われ、
喜び祝い、復活、勝利、純度、無罪を表す。

バイオレットは葬儀の為に使われ、
悲しみ、喪の悔い改めを表す。

グリーンは普段に使われ、
永遠の命を望み そして、忠実度を表しているそうです。

動物がたくさんいるブースも。

ニュージーランドは、
古くから南極を目指す部隊が遠征の前後に立ち寄る拠点だったそうで、南極と深い関係があります。

マオリの生活を覗けるコーナーもありました。

閉店までの時間もそんなになかったので
説明はほぼ読まず、ざーっと楽しみました(笑)

この街も、建物は高くないので
夕日がすごく綺麗でした☺︎

ふらふらと歩いてたまたま見つけた
フードコート。

街には人が少なく見えたのに
めっちゃ人いててびっくりした(笑)

ニュージーランドはキングサーモンの宝庫と
言われているので、この日はサーモン丼。

美味しかったぁぁーー。
米は硬かったりしたけど、美味しかった。

久しぶりにご飯食べきれて、
美味しくて、ストレスのないディナーで
気持ちよく寝ました☺︎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?