New Zealand ひとり旅。

無事に到着し、1日を終えました。

人生初の1人海外。

ニュージーランドに行くって決めてから
たくさんの人に理由を聞かれた。
その度に少し戸惑った。

特に理由はありません。
行きたいからです。

強いて言うなら
高校の海外研修来たときに出逢った人が
住んでいるから、出会い直したい。とか、
その人が生きてる街や背景を知りたい。
って思ったからです。

友達を大切にしたかった。
今行かなければ2度と会えない気がした。
あの時、また必ず会いに来るよって約束したのに
果たせないまま死んでしまう気がして
それが何より嫌だった。

あの時の記憶はもうほとんどなくて、
私が音楽を好きなことと、ゆずを教えたこと、
彼はBUMP OF CHICKENを知ってて好きだったことくらいしか覚えていない。

だけど10年前、
今よりもはるかに分厚い心の壁を持っていて、
自分を出しきれなくて勇気を持てなくて、
自分に自信なんてこれっぽっちもなかった
そんな頃に出逢って、繋がり続けてくれた友人。

私にとっては音楽と同じくらい大切なんだと思います。

まだまだ若かった私たちはお互いの事を
何も知らなくて、顔も変わっていて
声も思い出せないくらいの時間が経っていたので
まぁ、初対面とそんな変わらない感覚(笑)

あの頃一緒に過ごした他の友人や家族にも
連絡したけれど、誰とも連絡取れなくて、
結局再会出来たのはCarlだけ。

さみしい気持ちもあるけど
10年近くほとんど連絡もとっていなかったのに
覚えていてくれて、大切に想ってくれていて
時間を作ってくれる彼が凄いんだと思う(笑)

17日の15時前に大阪を出て、東京と
オーストラリアのブリスベンで飛行機を乗り換え
18日の14時にニュージーランドのオークランドに到着。
乗り換えの待ち時間がいちいち3.4時間あって
ほぼ丸一日。移動に使った。

飛行機は背もたれもあまり倒せないし
夜行バスより居心地悪くてあまり寝れなかった(笑)
ただでさえ17日の朝4時から起きてたので
今日1日を終えてベッドに着いたらそのまま寝てた(笑)

ブリスベンでストリートピアノを弾いてみたり、カフェで紅茶を頼んでみたり。

路上ミュージシャン10年やってるだけあってか
やっぱり度胸はあるし、誰も知らない場所でこそ
発揮する自分の力が知れておもしろい。

飛行機でヨーグルトひっくり返しして
リュックでぶちまけたせいか
(ティッシュをりんごジュースで濡らしてふいた)
入国審査の犬に こいつ変な匂いする!って
目をつけられて一瞬ドキッとしたくらいで
無事にオークランドに到着出来ました。笑

いよいよバス移動かー!と思っていたら
友人から出口の写真が届いて
心の準備がないまま10年ぶりの再会を知らされる。
(あと5分早く言ってくれたら、さっき行ったトイレで化粧したのに、、、!)と思いながら
もう目の前は出口。行くしかない。笑

ダンボールにAYUMIって書いて
隣に座ってる老夫婦とお話ししながら
待っていてくれた。

生まれ育った場所じゃないところでも
自分の事を待っててくれる人がいるって
やっぱりめちゃくちゃ嬉しい。
日本国内も海外も同じ喜び。

老夫婦とどんな話をしながら待っていてくれたんだろう。。勇気が出せずに聞けなかった。笑

予約してあるゲストハウスまで送ってもらう途中、自分の家を案内してくれた。

海外では家を見せる習慣があるって
聞いたことあるような、、、
うまくリアクションできるだろうかと心配だったけど、めちゃくちゃいい家住んでた(笑)

車とレゴと日本が好きみたい☺︎

出発の前日たまたま通りがった時に
彼に見せようと思って撮っておいた写真が、
まさかこんな風に役立つなんて。

我ながら凄い直感だなと感心しました。
(本当にこんな規模のやつ家で作ってた凄い)

宿泊施設の案内も聞いて教えてくれて、
荷物も運んでくれてとても助けられた☺︎

とりあえず待っててもらってシャワー浴びて身支度。
持ってきた電源タップが対応しなかったみたいで(髪の毛乾かせなかった)私の海外生活の電気製品が終わったかと思った。
彼に伝えたら、USBをさせるプラグを一緒に探し回ってくれて入手。

以前近くの電気屋で働いてたらしく
そこに連れて行ってくれて、友達を紹介してくれた。

友達に紹介する って凄い信頼が必要だと
私は思っているので、普段から紹介されるととても喜びます。笑
自分といる事を恥ずかしいと思わない/隠さない という事が凄い嬉しい。(メンヘラ)

晩御飯は海辺のレストラン。
朝ごはんが好きらしく夜ご飯にはあまり興味ないみたいだったのに、ちゃんと調べてくれていた。
が、廃業していた(笑)fuckって言うてた(笑)

今は建設業をしているらしく
そのレストランの目の前の建物を今作ってると教えてくれた。この街で生きてるんだなって感じた。

隣にあったレストランに入ってピザを食べた。


たくさん言葉を使えるわけじゃないけど
Google翻訳を使いながら、いろいろ話した。
(レンタルしてきたポケトークがクソみたいな変換しかしない 怒)

好きな映画の事、俳優の事、建物の造りの事、
音楽活動の事、日本の事、ワンピースの事、
10年前の事、その時出逢ったみんなの今の事。
当時撮った写真を見ながら。

Carlと一緒に3人で撮った写真があって
もう1人の名前はなんだったかと当時からずっと考えていたけど、Danielleだった。
こんなに覚えやすい名前を忘れていたなんて、、(笑)

Danielleはもうすぐパパになるならしい。
もうすぐ結婚するんだって、FacebookにUPされた2人の写真を見せてくれた☺︎

当時1番世話を焼いてくれた女の子Euniceの今が気になっていたので聞いてみたけど、彼も知らないと言っていた。
彼女は高校を卒業してから、自分の宗教に重きを置いたらしい。

日本にいたら、あまり仏教のしがらみみたいなものを感じないから、
この国は友達とそういう理由で会えなくなったりする事もあるのか。と切なくなった。

Danielleは全ての動物の肉が食べれないとも言っていた。そういう宗教の人と婚約したんだろうきっと。

何より切なかったのは、
今は当時の友達と誰一人連絡を取っていないって言っていた。
みんなは大学に行き、彼はいかなかったらしい。

ニュージーランドは大学に行く人が少ないって、当時聞いた記憶があるので、
行かないことはきっと普通なんだと思うけど、みんなは行ったらしい。
それから話さなくなったって。

逆に聞き返されて、、、私も同じだった。
当時からそういう似た者同士な感覚を
無意識に感じていたから
ここまで繋がって来れたのかもなって感じた。

街で見かけても声をかけない。とか、
共感できる部分が一緒で不思議だった。
日本特有の感覚かと思っていたから、
どこも一緒なんだなって思った。

それから彼は日本の歴史が好きらしく
戦争のことについても触れていた。
きっと私の方が知らない事が多くて
もっと自分が住んでる場所の事を
知らないといけない気がした。

人のことばっかり大切にして
自分を大切にするのを忘れる

に繋がっている気がした。

ご飯を食べ終わって、眠気も増して、
車でうとうと。気がついたら
目の前に夜景が広がっていた。

本日2つ目のサプライズ。紳士か。
おもてなし力に感動するばかり。
日本人 お・も・て・な・し 言うてる場合ちゃうで。笑

Bayswater Marinaから見るオークランドの夜景と、星空は最高でした。

波の音も最高。何時間でも居たい。

当時の景色を少しだけ思い出した。
あの時も、大切に想って寄り添ってくれていたなぁ。
ここは夕焼けも綺麗なんだって聞いて、
当時みんなと別れて帰りのバスから見た夕焼けを
なんとなく思い出せたりした。

カメラのレンズをほとんどゲストハウスに
置いてきた事をとてつもなく後悔した。
これからはどんなに重くても持ち歩こう。
シャッターチャンスは突然にって言うもんな。笑

そうして私の海外ひとり旅1日目が終わりました☺︎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?