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#14 鉄道旅が楽しくなる行き先、個人的3選。【鉄道開通150周年】

新橋~横浜間に鉄道が走り始めてから今年で150年。
JRグループによって様々なキャンペーンが展開されているようです。

そこで、私が様々な場所を鉄道で旅してきたなかで『鉄道旅が楽しくなる行き先』を3箇所をご紹介したいと思います。

・以下の基準でピックアップしてみました。

交通アクセスがよい。列車の本数が多く、巡りやすい。
フリーきっぷを使ってお得に便利に旅できる。
★車窓からいろんな風景を楽しめる。

東京・名古屋・大阪などの大都市は鉄道の利便性が高くおすすめしたい場所が多いのですが、今回はあえて外しています。
こんな場所を鉄道で旅するのは意外!」という場所を選んでみました。

1.伊勢・志摩(三重県)

交通アクセス ★★★★☆
フリーきっぷ ★★★★★
車窓風景   ★★★☆☆ 

まずオススメしたいのが伊勢・志摩です。伊勢神宮や鳥羽水族館、志摩スペイン村など多くの観光地があり、鉄道旅初心者でも巡りやすい場所です。

○交通アクセス

名古屋・京都・大阪難波から近畿日本鉄道の特急列車で伊勢・志摩方面に向かいます。(名古屋方面は1時間に2本、大阪方面は1時間に1本、京都方面は朝夕時間帯に運転。)
名古屋・大阪から乗り換えなしで向かうことが出来るのが嬉しいですね。

近畿日本鉄道の特急列車
オレンジと黒を基調とした車体が特徴

伊勢志摩エリア内も鉄道・バスが1時間に1~3本程度運転しており巡りやすくなっています。

伊勢・志摩の観光地を結ぶ『CANばす』

○フリーきっぷ

このエリアの最大の魅力が日本一お得(個人調べ)な切符『まわりゃんせ』です。

料金は4日間有効で9,900円。

1万円近くかかってしまいますが、
この切符で、伊勢・志摩まで近鉄特急の往復、伊勢・志摩を巡るための鉄道・バスが乗り放題になるだけではなく、23の観光施設に入場可能になります。この観光施設入場特典がヤバいのです。

例えば…
志摩スペイン村     大人 5400円
鳥羽水族館       大人 2800円
鳥羽湾めぐりとイルカ島 大人 2000円
ミキモト真珠島     大人 1650円

これら全て『まわりゃんせ』で入ることが出来ます。この4施設入場するだけで元を取ることが出来ます。最初、この切符を使ったときは値段間違ってないのかなと疑ってしまいました。4日間有効ですが、2・3日でも十分元を取ることができます。

志摩スペイン村
スペインの雰囲気を感じることが出来る遊園地。
『まわりゃんせ』で遊園地の乗り物も1日乗り放題!

○車窓風景

広い平野の中を走ったり、山の中を走り抜けたりします。鳥羽駅近くでは海を見えます。特急列車に乗りながら優雅に車窓の変化を楽しむことが出来ます。

鳥羽港のそばを走る特急列車

2.香川県

交通アクセス ★★★★★
フリーきっぷ ★★★☆☆
車窓風景   ★★★★☆

次にご紹介するのは、香川県です。日本一狭い都道府県ですが、金比羅山や瀬戸大橋、屋島など景勝地が数多くあります。 

○交通アクセス

岡山から快速マリンライナーに乗って高松に向かいます。快速マリンライナーは1時間に2本運行されているため、とても便利!

快速マリンライナー
岡山~高松を約1時間で結ぶ。
2階建て部分以外に乗車するなら、乗車券のみで乗車出来る。

それ以外にも、寝台特急サンライズ瀬戸で東京から向かう方法、
鉄道ではありませんが神戸港からジャンボフェリーに乗って向かう方法など様々な交通手段を使って向かう事が出来るのが魅力です。

神戸と高松を結ぶジャンボフェリー
高松市は四国の玄関口として多くの列車・船を見ることが出来る。

香川県内は普通列車だけでも1時間に1~3本運転されているため、鉄道で巡りやすいです。特急列車も県内各地に走っており、上手く使うともっと快適に旅行が出来ます。

香川県内を走る普通電車。

○フリーきっぷ

フリーきっぷはスマホアプリSetowaから購入できるデジタルチケット『岡山香川ワイドパス
または『ことでんJRくるりーんきっぷ』を使うのが便利。
どちらも普通列車・快速列車に乗り放題となる切符です。
特急列車や快速列車の指定席を使う場合には追加料金が必要になります。

岡山香川ワイドパス』は3日間で3500円。倉敷や小豆島にも行けるので色々な場所を巡りたいときはこの切符が便利。

一方で、『ことでんJRくるりーんきっぷ』は1日間2000円。香川県に3路線を持つ私鉄『ことでん』に乗れるのが大きな特徴。コンパクトに巡りたいときはこちらがおすすめ。

微妙に有効区間が違うので行きたい場所に合わせて選ぶのがいいでしょう。

○車窓風景

瀬戸大橋からの風景は特に印象的。海の上を鉄道が颯爽と駆け抜けていきます。その他にも、ため池や丸い山など変わった風景が広がっています。海・山・街の移り変わりを楽しめます。

ため池の近くを走る特急列車
香川県内は降水量が比較的少ないため、水を貯められる場所が数多くある。

3.新潟県

交通アクセス ★★☆☆☆
フリーきっぷ ★★★★☆
車窓風景   ★★★★★

最後にご紹介するのは、新潟県です。とにかく車窓からの景色が良く、お米を始め食べ物も美味しいです。

○交通アクセス

東京から上越新幹線に乗って新潟に向かいます。

問題なのは新潟県内の鉄道です。新潟市内は1時間に3本程度運転されているものの、新潟市内を離れると1時間に1本程度の運転となっています。路線によっては2時間以上時間が空く場合もあるため、あらかじめ時刻表などで確認しておきましょう。新潟県で鉄道旅を楽しめたら、あなたはもう『鉄道旅マスター』かもしれない?

○フリーきっぷ

フリーきっぷはえちごワンデーパス』と『えちごツーデーパスの2種類があります。

えちごワンデーパスは新潟・長岡周辺を1日1,570円で巡ることが出来ます。えちごツーデーパスは新潟県内の鉄道を2日2,740円で利用することが出来ます。(北陸新幹線には乗車できない。)

特にえちごツーデーパスは週末のみに利用可能な切符ですが、相当破格な値段です。

例えば
新潟→糸魚川 3210円
なので新潟県を横断しようとするだけで元を取ることが可能です。

えちごワンデーパス・えちごツーデーパスでは
特急料金を払えば新幹線・特急にも乗れます。さらに、新潟県内には『SLばんえつ物語』や『越乃Shu*Kura』など観光列車にも指定席を別途購入すれば乗車出来るので、どのようなオプションを付けるか考えることもこの切符の楽しみ方かもしれません。

『越乃Shu*Kura』
車内で日本酒を楽しめる観光列車

○車窓風景

特におすすめなのが車窓からの眺め。

あるときは米実る大地を走り…
あるときは海のそばを走り…
多くのトンネルを抜けて…

日本の原風景と思える景色に沢山出会えます。

4.まとめ

今回は鉄道旅が楽しくなる行き先、個人的3選をご紹介しました。鉄道開業150周年の今だからこそ、鉄道を使って全国を旅するのはいかがでしょうか。

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