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ケレケレがあれば生きていける【世界で一番幸せな国フィジーの世界で一番非常識な幸福論 感想】

今日は世界で一番幸せな国フィジーの世界で一番非常識な幸福論の感想です

フィジーは世界で一番幸せな国だといわれています

この本はフィジーに移住した永崎さんが書かれた本で
読めば必ずフィジーに移住したくなる
そんな内容です

日本の働き方ってどうなのと思わされる

海外旅行をしたことがある人ならわかると思いますが
日本の接客レベルは本当に高いです

永崎さんも本の中でそのことについて触れていて
コンビニやドラッグストアの店員さんが
急いで陳列したりレジに来たお客さんを待たせないように
ダッシュで向かう姿は日本特有なのかなと思います

お客様は神様という言葉があるくらいで
消費者の立場がとても強いです

しかしこれは裏を返すと働く立場になった時は地獄です

どんなに安い商品やサービスでも
完璧なものを受け続けてきた日本人は
もうそれが当たり前になってしまっていて
完璧でないとダメ出しをされてしまいます

一方フィジーでは働き方がとても緩く
永崎さんが靴を買いにお店に行ったとき
サイズがあるか確認しに裏にいった店員さんが
20分以上たっても戻ってきませんでした

さすがに遅すぎると別の店員さんにいうと
その店員さんも帰ってこないで
ついには閉店時間だからまた来てくれと言われます

さらに驚いたことに最初に裏に戻った店員さんは
すでに仕事を終えて家に帰ってしまっていたそうなのです(笑)

日本では絶対にありえない働き方ですが
フィジーではこれが通常運転で
永崎さんもこの緩い感じになれていったと言います

これだけゆるいのが当たり前で怒ることもないので
フィジーではクレーマーはいないそうです

この話を聞くと日本のサービスはやっぱりすごいなと思うと同時に
もう少し働く側にやさしくてもいいんじゃないかなとも思いました

4つの幸せの習慣

働き方は日本人から見てテキトーかもしれませんが
フィジーは一番幸せな国です

その理由は4つあって

物もお金もなんでも共有する習慣
自分にも他人にもテキトーな習慣
どんな時も現在フォーカスする習慣
光の速さでつながりを作る習慣 

です

フィジー人にはケレケレという文化があって
これは自分のものはみんなのもの、あなたのものもみんなのものという考え方です

所有という概念がなく何でも共有して過ごしています
永崎さんはフィジー人と共同生活をした初日に自分のシャツを勝手に着られました(;・∀・)

怒ってなんで着てるんだ?と聞くとそのフィジー人は
え?ダメなのという顔をしていたそうです

他にも財布から勝手にお金を抜かれて知らないひとに渡されていたり
借金してまで物乞いにお金を寄付したり
オレオレ詐欺にわざと引っかかったりします

もう日本人の私たちの感覚からすると信じられない話ばかりですが
フィジーの人達は困っている人がいたら助けるのは当たり前だと
考えているので普通にこれらのことを行うそうです

ひとりの考えだったらわかります
しかしこれを国単位でやっているフィジーは
本当にすごいなと思います

次は自分にも他人にもテキトーな習慣で
これは先ほども書いた靴屋の店員さんを見てもわかると思います

レストランで注文したものは出てこないし
会計の金額が間違っているのは普通のことです

でもそんな細かいことは気にしないのが
フィジースタイルでみんながこのスタイルなら
誰もイライラしないし幸せに過ごせると思うので
やっぱりいいなと思います

どんな時も現在フォーカスする習慣は
フィジーが肥満大国であることからもわかります

将来どんな病気にかかるとしても
今食べたいものを食べ 飲みたいものを飲む

なのでお金もたまらないし健康ではありません
でも今が楽しいからそれでOK!
これが現在フォーカスする習慣で
本の中にある 健康になるために生きているわけじゃないという言葉は
幸せに対する考え方を考え直すきっかけになりました

最後の光の速さでつながりを作る習慣は

つながりを重視しているフィジーでは一番必要な習慣だと思いました

知らない人でも少し話してそのまま一緒にランチをしたら
もう兄弟のように仲良くなります

なにかあってもつながりをすぐ作れて
誰かが助けてくれるという安心感は
フィジーの人が幸せに生きるのに重要なことなんだろうなと思いました

そしてだからこそ自分も他人が困っていたら助ける

シンプルだけど一番正解だと感じる4つの習慣です

日本の都会では考えられない習慣ばかりですが
実際に永崎さんのフィジー生活をのぞいてみると
こんなにシンプルで簡単な4つの習慣で
人は本当に幸せに生きられるんだなというのがわかります

もし日本の完璧主義があわないなと感じている人がいたら
フィジーに行くと幸せに過ごせる確率は高いんじゃないかと思います

まずは自分が幸福になる

この本で紹介されていた言葉に

自分の仕事やキャリアのためならみんながそれぞれかなりの努力をする
それなのに、たいていの人は、自分の幸せのためには、家で何の努力もしないのだ

というのがあります

日本では誰もが幸せになりたいと思っているのに
なぜかやりたくないサービス残業をしたり
働く時間が長すぎると感じているのに一生懸命働いたりしています

それを行うことで自分が思い描く理想の幸福が手に入るのなら
何も問題はありません
でもそうではなく不幸せや憂鬱を感じているのなら
もっと自分が幸福になれることに集中をしてもいいんじゃないでしょうか?

それが日本では許されないといっても
たった8時間で到着する国では許されています

同じ人間なのですから幸福を感じるために必要なことは
そんなに変わらないはずです

フィジーの人達が幸福に暮らすために実践していることから
自分の幸せな生活を模索してみる

そのためにも今幸福を感じられていない人には
ぜひこの本を手に取ってみてほしいです(*´ω`)

幸せは伝染するのでまずはあなたが幸せになることで
周りを幸せにしてあげましょう

ここまで見てくださりありがとうございました(*^^*)





















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