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野球部やサッカー部のタイム
 これに関して、陸上出身者の人は少なからず疑惑を抱いてきたかと思われます…いや、疑惑でしか見てませんでした 笑
 世界記録保持者ジャマイカのボルト選手は50mが5秒47。陸上北京オリンピック4継リレーアンカー朝原宣治選手は5秒75。世界の陸上選手でいえば、ドーピング疑惑のコールマン選手や、ガトリン選手はボルト選手より速いです。
 これに対して、球技系選手に50m5秒6とか5秒8だと紹介される選手をよく目にします。いや、待てよ…と 笑 

 確かに、球技系選手は、加速0状態からの爆発力はとんでもないものがあります。「走りの学校」代表の和田さんもそのタイプだと思いますし、最近youtubeに出演してくださったアメリカンフートボールの栗原崇選手なんかも圧倒的爆発力の持ち主だと思います。
「走りの学校」は、球技系の超超短距離型にもってこいです。そうでなく、陸上競技の短距離だけを相手に、特にトップ選手に対してとなれば、僕たちは専門にしている方々から、ん?という反応になると思います。かといって陸上競技にとって使えないのかとなると、ボクのこの学校での存在意義が消えます 笑
 
 得意の話を逸らしましたが、朝原選手は100m10秒02です。じゃあ、世界レベルの5秒台の選手がこんなにゴロゴロ登場するんだったら、100mに出てよってなるんです。
 陸上業界の意地ですよね 笑 走り専門が球技選手に負ける?そんなわけ。

研究結果として
 測定方法で圧倒的に記録は変わるんです。気象条件、手動測定などです。タッチダウンで測定しますと言われた時、なにそれ?ってなりました。1歩目着いたら測定開始、これがタッチダウンです。ぼくが陸上を経験してきた中で、1回もやったことがありません。
 研究結果で、タッチダウンの場合スタートの合図から1歩目が接地するまで0.6秒ほどかかっているようです。
 また、手動計測となると僕たち陸上経験者でも、本番の電気測定より0.24秒差があると把握しています。
 となると、手動のタッチダウン測定となると0.84秒はタイムが誤差として生まれてきます。
 では、5秒6だと自己申告する場合、実際は6秒44程…。なるほどな!となるわけですね。電気と人間の反応速度、必ず誤差が生じますね。その人間の反応速度の限界を超えたかもしれなかった選手が、ジョンドラモンド選手でした。みんなで調べてみよう!! 笑

 ということで、今回の内容はネットでも出てくるので、ぜひ紹介したいと思いました。惑わされることなく、いつまでも自分と戦いましょう!!

 ちなみに、今年ケガする直前の手動計測100mが10秒75でした。誤差考慮すると10秒99~11秒フラットくらいですね。10秒台で走る選手は、やはりとてつもないんです。来年34歳になる年ですが自己ベスト狙いますよ!

 走りの学校 講師リーダー 平坂和弘

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