深く傷ついても「ねじれ」が固着しないHSPやINFJは「本当の強さ」を持っている
これまでに「この人は、本当にひねくれているなあ」と感じる人の成育歴を聴くと、いずれも複雑なものだった。
一方過去にハードな環境へ身を置いていたにもかかわらず、心のねじれを感じさせない人もいる。
こういう人は、傷ついた自分をしっかり自身でケアをし他責に走ることがない。謙虚で冷静な人が多い。
ねじれ、ひねくれた人を責める気にはならないが、そうならなかった人を目の当たりにすると僕は彼ら、彼女らに神々しささえ感じる。
他責や他罰に走りやすい人ほど、どこかねじれている。
僕もねじれが全くない人間であるなどと到底言えないが、ひねくれが固着しないように気をつけている。
過酷な状況であっても「どうすれば、他の人が幸せになれるか?」と他者への配慮を忘れない人がいる。
僕はこうした人々との貴重な関係を、ゆっくりと増やしてきた。
悪口、陰口が常態化し他責に明け暮れている人があふれる環境にいると、僕はそっちに引っ張られるタイプだった。
苦境に陥っても内省を重んじながら「自分の人生を少しでもよいものにしていこう」という人が周囲に増えると、好影響を受ける。
ひねくれた人間はひねくれた言葉を発することで、自己を慰撫しながら相手を試しつつ許しを乞う。
それは優しい人へ甘えているだけなのかもしれない。
話を聴いてくれる人で、ガス抜きしているだけなのかもしれない。
強さを内に秘めた優しさを持つ人は、自身を整えられるので、大きくねじれることがない。
レジリエンス能力があるので、いつまでもしなやかに生きられるのだろう。
自分もそうありたいものだ。