HSPの才能探し「八木仁平さんの著書から知る自分の強みと癖」
HSP気質の人にぜひ読んでいただきたい一冊がありましたので、紹介させていただきます。
「才能」を自覚することで心と暮らしが豊かに
今年の春に発売され、話題を呼んでいる八木仁平さんの『世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド』。
八木さんは「ついやってしまうことが才能なので、自分の才能に気づいていない人は結構多いです」とおっしゃいます。
「自然と出てしまう癖のようなもの」が才能なら、誰でも才能があるいうことになりますし、勇気が出ますね。
才能は「癖」に言い換えられる
「無くて七癖」という言葉が示すとおり、癖のない人はいません。
千鳥の「癖がすごい」ではないですが、癖には「癖がある人間」みたいな、ややネガティブなニュアンスが含まれます。
しかし、癖を特性と言い換えればフラットに捉えられそうですね。
自分の才能に気づくには「過去の経験をじっくり紐解くことが重要」だそうです。
自分からすると、普通にやっていることが他者からすると「それできるのってすごい!」と言われることがあります。
当人は自覚がないので、「何がすごいの!?」とキョトン顔ですが、才能って案外そういうものなのかもしれません。
先日、講師のお仕事をしていたと記事内で書きましたが、
そういえば昔から母親に「あんたは人にものを教えるのが向いているかも?」と、繰り返し言われていました。
どうして、そう言われるのがかわからなかったので、
「なんで、そう思うの?」と聞き返しました。
すると母は「私は短気なんで相手に伝わらなかったらすぐ苛々する。あんたは気が長いから相手のペースに合わせれるし、ゆっくり待てるやろ?」と説明してくれました。
「ほう、そうなのか」と思いました。
才能と聞けば、特別なものといった印象も受けますが、八木さんの定義では誰にでも備わっているもの。
そう、全ては捉え方次第。
例えば母親が僕に言った「気が長い」という性格は、解釈を変えると「ゆっくりしすぎ」「鷹揚に構えすぎ」となります。
そういえば、バイトをしているとき、後輩へ丁寧に説明しすずぎて店長から「時間かけすぎや。もっとパッパと伝えんかい!」と怒られたことがありました。
つまりスピード重視の場所では、僕の「気が長い」という特性はマイナスの評価を受けるのです。
こちらの記事を書きながら気づきましたが、「気が長い」というのは「人の話を遮らずに聞ける」にも、繋がりそうですね。
「話を聞く」というのも、僕がついやってしまう癖ですが、癖が出た結果「最後まで話を聞いてくれて、ありがとう」と感謝されたことがありました。
当人は「えっ、なんで感謝されたんだ…!?」と、全くもってピンときていなかったりもします(笑)。
HSP気質の人の才能とは?
みなさん、お忙しい日常を送っておられると思いますし、忙殺されがちだと中々自らを振り返る時間がとれません。
noteを始めてから、HSP気質の人とコミュニケーションをとらせていただける機会が増えました。
多くの繊細さんは、相手の気持ちに敏感です。恐らくEQ(感情知能)が高いのでしょう。
相手の心にフォーカスするのも、ついやってしまう癖のようなもので、意識せずそうなっている感じがしています。
「HSP気質の人は、カウンセラー適性が高い」と言われる所以は、心の襞と体験の記憶が多い分、相手に共感しやすいからかも?
「今この人が抱えている悩みは、あのときの自分が直面した苦しみと同じなのかも?」と具体例を思い浮かべながら、きっちりキャッチできる繊細さんも少なくありません。
また「現実よりも脳内で妄想している方が楽しい」と感じるHSP気質の人は、クリエイターとしての資質を持っている可能性があります。
「自分にはどんな才能があるんだろう?」と思われた方は、下記の動画にある八木さんからの質問に、ぜひ答えてみてくださいね。
(※動画の18分過ぎから「30の質問」が始まります)
きっと「えっ、自分の才能ってこれだったの!?」というものが見つかるはず。
自分の才能というのは、案外「灯台下暗し」かもしれないですよ。
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