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HSPとインナーチャイルドとインナーペアレント

HSPはアダルトチルドレンやインナーチャイルドと紐づけて語られやすい印象があります。

インナーチャイルドとは、その人の中に息づいている、もうひとりの自分で「内なる子供」と表現されることが少なくありません。

「インナーチャイルドが癒されると、活力が生まれる」というのはよく耳にしますが、最近インナーペアレントという言葉を知りました。

インナーペアレントは「内なる親」です。

自分に厳しい人というのは、内側で親的な人格が自分を責め立てていることが多いのだとか。

自己受容するまで、この感覚が結構あったのでわかります。

ワーカホリック的な働き方をしていたときは、インナーペアレントが「もっとやれ!」「まだ足りないぞ」といった感じで、内側から声を掛けてくるので、切迫感、悲壮感を漂わせながら必死に仕事をしていた記憶があります。

とにかく何かに追い立てられているような感覚が続いており、心身が休まりませんでした。

今振り返ると、インナーペアレントの声に従って働いていたときは、全く楽しくなかったですね。

そこから少し脱却できたのは、休むことを覚えたからなのですが、なぜ休めるようになったかというと「そこまでやらなくていい」「疲れたから今日は休もう」「ほどほどでいい」といった声掛けをする自分を、内側で育てられたからかもしれません。

このように自分へ許可する感覚を知ると、繊細さんの心は軽くなります。

インナーペアレントが強固に存在していると、自分にだけでなく「どうして、こんなこともできないんだ?」と周囲の人にも上から目線で厳しく接してしまいがちに(僕もそういうときがありました)。

たまに時間を作って、自分の内なる声を分析してみると「なぜそんな人格が内側に存在しているのか?」がわかるので、少し自己理解が進むかもしれません。

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