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「嫌い!」の否定と抑圧はNG!自分の好き嫌いを全肯定した方がいい理由

僕自身、長年苦しんでいたことがある。

「人を嫌ったりネガティブに思ってはいけない」という思いから、長年葛藤を抱えていた。

40歳を過ぎて「好きは好きでいいし、嫌いは嫌いでいい」と割り切れるようになった。

結果、心が軽くなった。

もともと、僕は人でも食べ物でも趣味でも好き嫌いが極端なタイプだ。

そこから目を逸らし、ネガティブ感情を無理やり抑えこもうとしたのがいけなかった。

親は「〇〇してはいけません!」という教育で、子供の社会性を育む。

後天的に規範意識を植え付けられるのだ。そこで社会的にOK、NGのルールを覚える。

これによって、社会の秩序が保たれやすくなるのは確かだ。

どれだけ規範を学習しても「してはいけないけど、してしまう…」というのが人間かもしれない。

SNSを覗けば、罵詈雑言、誹謗中傷が飛び交っているし、誰かが誰かを攻撃し、それに応戦するというやりとりも珍しくない。

元々、人間は気に入らない対象を攻撃したいという欲求があるのだろう。

その加害欲求を理性で押さえられるから、人間であるとも言える。

前置きが長くなったが、僕は自分の原始的な感情である好き嫌いを大切にしている。

「自分が最初、その対象にどう感じたか?」をしっかり理解しておくことは、精神のバランスを保つ上で重要になるからだ。

「合わないかも?」「ちょっと苦手なタイプ?」というのは、直感が知らせるアラートかもしれない。

そこを踏まえた上で、どう立ち回るかが重要。

苦手でも表面的には合わせる、接する時間や頻度を極力減らすなどの次の手が打てる。

好悪の感情に目を向けないと、苦手な相手と接している際に「悪い人ではないから仲良くしないといけないんだけど、なんか話していてモヤモヤする」となり、ストレスが溜まるのだ。

僕は良縁を残し悪縁をどんどん断ち切るスタンスに方向転換している。

そのきっかけが、「自分の好悪の感情をまず受け止めて肯定しよう」というものだった。

あなたが感じたことは、そのままで受容するだけでOK。

そこにジャッジを下す必要はない。

どんな感じ方をしても、それをそのまま受け止めていただきたい。

好悪そのものを、まずそのまま受容するだけで、かなり楽になるはずだ。

ジャッジせずに好悪を受け入れ肯定する。これだけで心理的負担を大きく減らせる。


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