HSPの高い共感力の罠「人との間合いの取り方」
HSP気質の人は、高い共感力をお持ちの方が多い印象を持っています。
先日、ちゃぼはちさんとやらせていただいたスタエフでのコラボ。
の中で、人との距離感についての話題が出ました。
人間関係で間合いは、かなり大事です。
人との距離の取り方はボクシングの戦術に似ています。
ボクシングには、近い距離で打ちあうインファイティングと、距離を近づけたり遠ざけたり調整するアウトボクシング、2種類の戦術があります。
アウトボクシングは人間関係にも応用できます。「必要あらば距離を近づけ、基本的には遠い距離で」というイメージ。
はたらくたぬきち問わず語りさんの記事がタイムリーでしたので、紹介させていただきます。
たぬきちさんの考えておられることや、探求されるテーマが僕のものと重なることが多く、しかも学びのある内容がたくさん。
距離感がバグっている人は一定数いますし、快適な距離感と不快になる距離感は人によって変わります(以下、距離感バグ夫さんバグ子さんと称します)。
距離感バグ夫さんバグ子さんの厄介なのは、相手の気持ちが想像できておらず、悪気なくずんずん間合いを詰めてくるという点。
HSP気質の人は、会話中に共感を示しながら「うん、うん」頷くことが少なくありません。
ゆえに「HSP気質の人は聞き上手が多い」と言われるのでしょう。
相手の気持ちが全く見えない人は、あるいは基本的な姿勢として相手の心の状態に関心がない人などは、HSP気質の人の共感力の高さを、まるで逆手にとったかのような搾取的な行動に出ることが、めっちゃ多いんです!
距離感バグ夫さんバグ子さんは、初対面から相手が嫌がるような行動を取りがちなので、多くの人は初期段階で「あっ…この人とは距離をとろう」と、ささっと引きます。
過去の僕も同じでしたが、ここで逃げ遅れるHSP気質の人が割と多いと思っています。
距離感バグ夫さんバグ子さんは、相手視点がないので、そもそもコミュニケーションが成り立ちづらいという大前提を忘れると大変なことに…。
心優しい人が、共感力の高さゆえに距離感バグ夫さんバグ子さんと接することで、疲弊するのはもう見てられません。
僕は最近、距離感バグ夫さんバグ子さんと接する際に、地蔵になることを徹底しています(笑)。
頷いたり、同調しているようなボディランゲージに対して「この人、自分の話を聞いてくれてる。じゃあもっと話そう」と、なるのが人間の性質。
僕が防衛方法として、心がけているのは、
・能面のようになり表情を変えない
・目を合わせない
・頭をかいたり楽しくなさそうな所作を入れる
など。これらはいずれもネガティブなストロークですね。
距離感バグ夫さんバグ子さんと接する際は、心を鬼にして、ネガティブストローク全開でいくことを推奨します。
もちろん共感力の高さ自体は悪いことではありませんし、素晴らしい特性でしょう。(HSP気質同士で話すと、お互いを尊重しながら共感の嵐になるので、癒されますしとても楽しい)
ただし誰に対しても共感する必要はないということ。
最近は「優しくすること、されることの尊さを知っている人にだけ、優しく接すればいいのかも?」とさえ感じています。
距離感バグ夫さんバグ子さんで疲弊する繊細さんが一人でも減ることを切に願っています。
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