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HSS型HSP(刺激探求型)に晩成が多い理由|セレンディピティ

僕自身、超のつく内向型のHSPなのでHSSには該当しないかもしれない。

ただしとても好奇心が強いタイプなので、HSSの人の気持ちがわかるところもある。

作家の橘玲さんの著書『スピリチュアルズ』によれば、内向、外向というのは刺激への感度の違いらしい。

刺激に敏感な人は内向型、刺激に鈍感で新たな刺激を求めやすい人は外向型だという。

僕は刺激が嫌いではないのだが、強すぎる刺激を避けるところがある。

ただし探求するのが大好きなので「面白そう」とアンテナが反応する方へついグイグイいくことが少なくなかった。

刺激探求型と呼ばれるHSSは「アクセルを踏みながら同時にブレーキを踏んでいる」と表現されるほど、矛盾する性質を持っている。

noteを始めてから、何名かのHSSの方とつながらせていただいた。いずれも感情表現の豊かさとそして繊細さを併せ持つ魅力的な人が多い印象だ。

好奇心旺盛で行動力のあるHSS型は、きっといろいろなものに手を出す性質から、ときに「多くのことを抱えすぎ」「バタバタしすぎ」と言われることがあるかもしれない。

僕も好奇心のおもむくままに生きてきたタイプなので、そういった忠告を何度も受けてきた。

ひとつのことを追求するスペシャリストから「いろいろ手を出し過ぎると、何者かわからなくなるぞ」と言われたことも。

しかし時代が進んだことで、今は副業が当たり前で複数のジョブを抱えるのが当たり前になりつつある。

前置きが長くなったが、刺激を探求し続けるHSSは中年以降になって花開きやすいと感じている。

人間の脳には多くの情報をインプットし続けると、それがつながり思わぬ発見をもたらすことも。

セレンディピティとは「思いもよらなかった偶然がもたらす幸運」という意味を持つ。

正確に述べるなら偶然ではない。

そこにある幸運に気づけるほど、積み上げることができたから気づけたのだ。

HSSを含むHSPの神経の網の目はとても細かい。

それゆえ多くの情報を取り込み過ぎて、キャパオーバーを起こすこともあるだろう。

しかし取り入れた情報は時間をかけて醸成されるため、いつかどこかで必ず役立つ。

乱読習慣がある人ほど幅と深さを手に入れられるように、たくさん行動を起こしてきたHSSほど、オリジナリティあふれる面白い生き方ができるのではないだろうか。

可能性は無限大だ。

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