HSP、INFJは価値観を押しつけてくる人間から、今すぐ距離をとった方がいい理由
「そんな生き方はおかしい!」
と顔を真っ赤にして、人の生き方を否定してくる男性がいた。
彼は僕のような、好奇心のおもむくままにいろいろな仕事に挑戦するスタンスが許せなかったようだ。
「なにかひとつのことに絞らないと、スペシャリストになれない。ひとつに絞るべき!」
一方的にまくしたてる彼を見ながら、僕は「なぜここまで必死になるのだろう」と考えていた。
「●●は××であるべき」といった原理主義的な信念を持つ人は、そこから外れたものを見ると不安になる。
人間の第一感情は不安であることが多い。それがすぐに怒りに置き換わる。
彼からすると僕は「飄々と、得たいの知れない生き方をしている不気味な人間」だったのだろう。
定義できないことで不安になり、自分が脅かされた気持ちになる。そして攻撃的な言動へと変わっていく。
自分、本来の暮らしを貫くと必ず「それはおかしい!」と否定してくる人間が現れる。
きっとあなたの周囲にもいるはずだ。
でも気にしなくて問題ない。
揺らいでいるのはあなたではなく、彼ら彼女らなのだ。
揺らがない人は自分軸、揺らぐ人間は他人軸。
反応しやすく翻弄されやすい他人軸の人間は、無意識に他者の引き下げを行う。
「君も同じくらい不安になりなよ」と、手を変え品を変えさまざまなアプローチを試みる。
我慢が常態化しており、その人にとって不自然な生き方を続けてきた人ほど、怒りに心身を乗っ取られやすい。
世間から変わっていると言われやすい、HSPやINFJはこういう人間と距離をとった方がいい。
「そうですか」「アドバイスありがとうございます」と表面的に合わせておいて、深入りしない方がいい。
不安は自分で解消すべきで、人を巻き込むべきではない。
「普通であるべき」「多数派に身を置くべき」といったマインドコントロールを受けてきた人間には、自分の頭で考え自分本来の生き方を送るには相当な勇気がいる。
先にそういった自分に正直で素直な暮らしを送れている人を見ると、自身を否定されたような感覚に陥るのだ。
HSPやINFJは、自分本来の生き方を見つけられたときに大きな力を発揮する。
自然体で生きられる環境が整うことを幸せと呼ぶのかもしれない。
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