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栄養相談個別モニターさん募集への想い

HSPカフェ管理栄養士のにゅうでりです。
今日は栄養相談を病院の外で受けていきたいと思った経緯について書きたいと思います。

前置き

noteの記事はほとんどまともに書いたことがないので、誰って人もいらっしゃるかと思います。
この記事を書くに至った今の心境の前置きです。
ずーっと前にブログを書いていたのですが、全然伸びませんでした。

頭の中に沸き起こったことをどの順で伝えれば伝わるのか整理するのが苦手なのだと思います。
なので短文毎にツイートできるTwitterランドの住人と化しており、長い文章がなかなか上手く書けないなぁと思うのですが、練習だと思って書いていきたいと思います。

HSPカフェを開くことと栄養相談に関しては熱い気持ちがあります。
それがツイートでは伝えきれないもどかしさを感じたので、今回はちゃんとnoteに書くことにしました。

病院の栄養相談の概要

私は10年間横浜市内の急性期の病院で管理栄養士という仕事をしてきました。
どんな仕事かイメージの湧かない方が多いかと思うので、まず病院で管理栄養士としてどんなことをしていたかから書きます。

「病院の給食の献立を考える人でしょ」と思われることが多いですが、病院の給食に関わる業務は委託で給食会社の方の管理栄養士が行っていたので、私はほとんど関わったことがありません。
大きな病院だったので、外来で通院されている患者さんと関わる仕事と、入院されている患者さんに関わる仕事がありました。

外来で病院を受診した人の中で、糖尿病だと診断された人に対してを例に書きましょう。
糖尿病の治療の3本柱は食事・運動・薬です。薬は医師の先生が処方します。
食事は「ジュースはやめてね」くらいはお話されるかもしれませんが、何をどれくらい、どのように食べたら良いのかを、たくさん患者さんの来る医師の診察の時間内で話すのって難しいですよね。
そこで、医師は管理栄養士に栄養指導の依頼をします。管理栄養士は医師の指示のもと、患者さんに普段の食生活を伺った上で、具体的に何を食べた方が良くて何を控えた方が良いのかをお伝えするお仕事です。

糖尿病の人もいれば、妊婦さんや小児もおり、そして精神疾患をお持ちの方ともたくさん関わらせていただいていました。1日10人程度で月に少なくとも100人以上の栄養相談はさせていただいていたので、10年間で1万人ほどの方と関わらせていただけていたのだと、振り返ってみるととても貴重な経験だったなと思います。

病院の栄養相談ではできなかったこと

患者さんと1対1でお話をして、自分の知識を活かして患者さんをサポートできる(ような気になれる)この仕事自体は好きで、得意で、お給料をいただけていたので、まさに天職と言えるかもと思っていました。

しかし、病院で行われる診療は、診療報酬として決められており、栄養相談の場合は初回が30分以上、2回目以降が20分以上で単価が決められていました。病院というのは法人の種類にもよりますが、利益はあまり求められない構造のところが多く、特に、無料低額診療事業なども行っている法人の病院だったので、院内のどの職種も少ない人数で効率良く多くのタスクをマルチにこなすことが求められていました。

管理栄養士は、決められた時間で次々患者さんと話して、いかに短時間で多くの患者さんの栄養相談をこなすかが求められていました。
午前中に20分の栄養相談を10人やって、その記録を書いて、その他に入院している患者さんとも話したり、細かな事務仕事や電話対応をしたり、医師・看護師・その他の職種の人と相談したりしなくてはなりませんでした。
なので、栄養相談の時間を超過すると仕事が終わらず、自分の首を絞めることになるので、いつも時間に追われていました。本当はもう少し深く確認したいところ、患者さんが納得されるまで質問に答えたい時もありましたが、次の方が待っているプレッシャーもあり、切り上げるしかありませんでした。

そして外来の栄養相談はシフトによって、担当する日がランダムに割り当てられていたので、継続の患者さんの場合、毎回別の管理栄養士が栄養相談をする状況でした。なので、なかなか時間の中で信頼関係を築くのは難しく感じていました。

時間の制限があることと、同じ人と繰り返し関われずに信頼関係を築くのが難しいことの2つに縛られずに、もう少し繰り返し同じ患者さんと関わって信頼関係を築き、お互いに納得できる栄養相談をしたいと思うようになりました。

もちろん時間の枠があることと毎回別の栄養士が担当することでのメリットもあります。
長く話せば話すほど良いということはなく、決まった時間の中で必要な話に重点を絞って話すのは大切です。
同じ栄養士だけの担当では気が付かないことや、相性が合わないというのもあります。
それでもやっぱり20分ではどうしても踏み込んで確認できないところまでを
自分を選んでくれた方だけに寄り添って関わっていきたいのです。

精神疾患を抱える人に関わること

栄養相談は時間の制限があり、他にもたくさんの仕事をこなさなくてはいけなかったため、体調を崩してしまう仲間も多くいました。残業も多く、特に大変な病棟を担当している時には深夜まで残業することも度々ありました。同僚の体調不良を察していても、自分も抱えている仕事が多く。何も力になれませんでした。私が指導係を勤めていた後輩も体調を崩してしまい、守れませんでした。他にも色々なことが重なり、ついには自分も体調を崩してしまいました。

私は母がうつを患っていたので、なりやすい性格はあるだろうと思って、自分は絶対にうつにはなりたくないと、すごく気を付けていました。
ストレスチェックの結果から職場の心理士さんとの面談を勧められ、そこで精神科の受診を勧められてとてもショックでした。
自分ではまだ大丈夫だと思っていたけど、もう既にうつ状態になっており、「これがうつ状態だったのか」とすごくショックを受けました。

それで眠れない、食べられない辛さを体感しました。本当に調子が悪くなってしまう前に早めに受診ができたお陰で、布団から出られない日々は比較的短く脱することができました。それでも波があり、時々黒い重りが全身に圧し掛かってきて起き上がれなくなる時があります。

徐々に食欲が落ちて、睡眠時間が短くなって、ダメになる時と、何の予兆もなく無関係に急にダメになる時とありますが、予兆が掴めるのであれば少しでも掴んで対策し、防げるものは防ぎたいと思うようになりました。でもこれが意外と難しくて。自分では、食事量が減っている、食欲が落ちているというのに、なかなか気付きにくくて、客観的に一緒に食生活を確認してくれる存在って大切だなと思うようになりました。

他にも栄養相談を繰り返し行っても、なかなか体重が減らない、血糖値が良くならない人の原因を考えると精神疾患を抱えていることも多くあると思うようになりました。

病院の中では精神疾患を抱えている患者さんの栄養相談は、どうしても時間がかかり、それなのになかなか改善しないので、栄養相談をしてもあまり意味がないと思われたり、ちょっと面倒くさがられたりしてしまっているところがありました。でもそういう人こそ栄養相談が必要なのではないかと、身をもって体感して思うようになったのです。

お薬を飲むことで体重が増減したり、眠れなくて布団から出られなくて、とても食事のことを考える状況ではなかったりする人もいることを分かった上で、何か少しでも今までの経験からお力になれることがあったと良いなと思っています。

栄養相談モニター募集について

病院を離れて栄養相談を行っていこうと決意し、3月からお二人ほど個別に栄養相談を行わせていただいてきて、たくさんの感謝の言葉をいただけました。
病院でできなかった栄養相談を実現させたい思いを胸に、最終的には月に100人くらい(5人×20日間くらいなら1日10人やっていたのの倍の手をかけられるかなと)を定期的にサポートさせていただきたいと思っています。
(熱い思いと同時にHSPカフェの居場所作りだけでは、どうしても長期に安定して運営するのが難しいという現実の大人の事情も正直なところあります…)

少しずつ確実に利用していただける方を増やしていきたく、今回はモニターさんを3名募集しようと思います。
通常初回30-60分5000円(2回目以降20-30分3000円)の個別相談を、1000円ドリンク付でお試しいただける方を募集することにしました。
相談後のフィードバック+LINEチャットサポートが付きます。

場所はHSPカフェを行っている桜木町駅徒歩10分程度の場所を想定していますが、神奈川県内・東京都内は+出張費で検討します。またはドリンクなしでオンライン(ZOOM)での対応が可能です。

内容は、「今よりもう少し体調良く過ごすための工夫を教えてほしい」、「体重を減らしたい」、「体重を増やしたい」、「健康診断の結果を元に食事で気を付けることを相談したい」、「食事に関わる病気を予防したい」、「自分の食生活ってどうなのか、客観的に評価してほしい」といったところが中心かなと思っていますが、どういう需要があるのか良く分からないので、これは可能?と聴いてもらえるとありがたいです。

時間は一応、平日の10-15時で募集としますが、その時間帯でできる人だとかなり限られてしまうので、受けてみたいけど、土日や夜でなんとかならないの?は、個別に相談いただけたら、どこかできる時間帯がないか検討します(木曜の夜や日曜の13時とかは、ねじ込める可能性があるのですが、育児の調整が必要なもので…曖昧で申し訳ないです)。

受けてくれる人の要望を聞いて私にできること・できないことを明確にした上で、双方に納得できたら受けてもらう感じにしようと思ってます。とりあえず1回だけで完結できるようにお伝えします。継続も双方の希望を確認します。

保険を使える方向も探し続けるつもりではあります。ですが、やっぱり保険を使うと場所と時間などの制約が厳しくなってしまいます。結局病院にいた時と同じような短時間で数こなすしかなくなりそうで、やりたかったことと変わってしまいそうなのです。

なので、自分のやりたかった一人一人と丁寧に向き合う栄養相談を信じて進めようと思います。
病院外で1対1で対象者の方と向き合う上では、まだまだ勉強中の課題も色々とあります。
しかしながら、全ての起こり得る課題を解決、対応を考えてからサービスの提供を開始するというのは難しく、モニターをしてくれた方と一緒に考えながらより良いサービスを提供していけるように努めたいと思っています。

目に見える体感できる成果が分かりにくく紙一枚の記録を渡すくらいしかできませんが、一生使える食事栄養管理の知識を一人ひとりの生活に合わせてできる内容で授けることは誓います。

こんな相談も対応できます

病院栄養士のスーパーバイズとか症例検討とか、課題や就活・転職の相談とかも受けられるものであれば受けます。

あと保険診療では対応できなかった、患者さんを抱えている訪問看護師さんとか薬局の薬剤師さんとか、ソーシャルワーカーさんとか多職種からの相談も受けられたら良いなと思っています。

居場所作りに関する相談も私で答えられることでしたらOKです。

まずはご連絡ください

病院では需要あったので、絶対に必要としている人はいるはずと信じて初めてみたけど、実際は病院外ではあまり需要ないのかなとか、やっぱり高いのかなとか、内容が分かりづらいのかなとか、一人で考えて悩んでいます。
とりあえず気になってくれた方は、コメントや個別にメッセージ、Twitterのリプ・DM、公式LINEなどからご連絡いただけたら嬉しいです。
折り返し、ご連絡させていただきます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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