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人生の成功にもっとも必要なのは?

2016年、経済学者のジェームズ・ヘックマンが「人生の成功に必要な要素とはなにか?」という疑問について調査しました。

イギリスやアメリカで生まれた数万人の子供たちにIQと性格テストを行い、数十年後に全員の収入や健康状態を再チェックしました。

その結果、人生の成功にもっとも必要なのは、頭の良さではなく「誠実性」であるということがわかりました。

誠実性とは、目先の欲望に負けずに大事なことをコツコツ取り組める能力で、すなわち集中力です。

IQよりも集中力が高い人のほうが収入が多く、体を壊す確率も低く、メンタルを病まずに幸福に暮らす傾向が格段に強かったのです。


さらに、2012年、インディアナ大学が63万人を対象にハイパフォーマー研究を行いました。

起業家、アスリート、アーティスト、政治家といった職業を調べ、生産性が異常に高い人たちの特徴を調べたのです。

その結果、ハイパフォーマーたちが、常に一般人より400%を超える生産性を上げているという事実がわかりました。

OECDの調査によれば日本人の平均的な時間当たりの労働生産性は約5000円なので、ハイパフォーマーたちは1時間ごとに20000円の付加価値を生む計算になります。

日本人の年間の労働時間をあわせて計算すれば、1年で約3000万円もの差になるのです。


ハイパフォーマーは高い集中力をコンスタントに維持し、人よりも膨大な量のアウトプットをし続けます。

いったい、ハイパフォーマーたちは何が違うのでしょうか?

その理由の半分を占めているのが遺伝です。

人間の生産性が遺伝に左右されるのは有名な話で、4万人を対象にしたミシガン州立大学のメタ分析でも、仕事への意欲や集中力は、生まれつきの性格によって約50%は説明できるとの結果が出ています。

思わず気落ちしてしまいそうなデータですが、遺伝で決まってしまう集中力はあくまで全体の半分に過ぎないため、残りの半分は後からでも修正が効くので安心してください。


残りの半分は長くなってしまうので、また後日紹介していきます。

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