自己紹介|幸せなHSPさんを増やしたくて
はじめまして。Twitterとnoteはナツ、Kindle本ではペンネーム「月下(ツキモト)ナツ」で活動しています。
これを読んでくださっているのは「このナツって人、どんな人だろう?」って来てくれた方だと思います。なので今回は私のことについて書いていきますね。もし共通点があったら嬉しいです。
繊細すぎて生きづらかった過去
①HSPの特徴4つ|あなたはいくつ当てはまる?
もう巷で有名な言葉になったので、知ってる方も多いと思うのですが、私はどうやら「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)=5人に1人の生まれつき繊細な人」らしいです。HSPの提唱者のエレイン・アーロン博士は、その特性を「DOES」(ダズ)という4つの要素にまとめました。
(1)Depth of processing(深く考え込む)
「一を聞いて十を知る」ができる
丁寧に調べ物をするため、知識の深さに驚かれる
お世辞やごまかしを見抜く
物事を始めるまでに色々考えてしまい時間がかかる
その場かぎりの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い話を物足りなく感じる
(2)Overstimulation(刺激を受けやすい)
人の多い場所や大きな音が苦手
大好きな友達との楽しい時間でも、帰宅後にどっと気疲れを実感する
映画や音楽、舞台や本などの芸術作品に感動しやすい
他人のささいな言動にも傷つき、長く引きずる
小さなことにも過剰なほど驚いたり、ショックを受けたり、悲しむ
(3)Empathy and emotional responsiveness(人に共感しやすい、人の気持ちを感じやすい)
他人が怒られているのを見て、自分のことのように傷つく
悲しい映画や本の登場人物に感情移入して、自然と涙があふれる
他人の仕草、目線、声などから相手の体調、機嫌、思っていることがわかる
幼児や動物の気持ちを察することができる
(4)Sensitivity to subtleties(さまざまな感覚が鋭い)
機械音や時計の音が気になる
強い光や太陽の眩しさが苦手
柔軟剤や香水のにおいなどで気分が悪くなる
カフェインや添加物に敏感である
服のタグやチクチクする素材が気になる
第六感が働く
参考:人事の図書館
②わたし的HSPあるある
(1)客だけど客に配慮
カフェや飲食店で、店員さんの死角になる席の人が「すみませーん」と手を挙げていても、なかなか気づいてもらえない。そんなとき「『あそこの席の人が呼んでますよ』って教えてあげたほうがいいのかな?」って心の中で考えちゃったり。そして夫のGさんに相談したら「いいでしょ、別に」って言われちゃう。
(2)一般人なのにスタッフ目線
大きい公園に行ったときなんか、小さい子が1人で歩いてたら「お母さんどこかな? あの子のこと、ちゃんと目で追えてる? 見失ってない? 急に泣き出さないかな? もし泣き出したら『お母さん、あそこで見てるから大丈夫だよ、お母さんいるよ』って言ってあげたらいいのかな? でも今の時代、赤の他人が急に話しかけても不審者とか迷惑とか思われるのかな?」って無意識に考えてる。しかも、Gさんとの会話にちゃんと返答しつつ。そりゃあ頭疲れるよね……って感じ。(苦笑)
(3)もちろん体も感覚過敏
基本的に下着のタグは切ってます! 生地にプリントしてくれているタイプはとても助かる……。縫い目がかゆいので下着をほとんどシームレスで揃えてたり、「効き化学調味料」ができたり、つくづく「感覚過敏だな~」って思います。(特に苦手なものは人工甘味料のアスパルテーム、アセスルファムカリウム。他は「入ってるな」と思いつつ食べられる。)
まとめ|過敏・気を使いすぎ
挙げるとキリがないのでこの辺にしておきますが、こんなふうに「過敏」かつ「他人・周囲に気を消費しすぎ」みたいなところが、私の性質らしいです。
「嫌われたくないだけでしょ」「いい人って思われたいんでしょ」って言われることもあるけど、うーん。そもそも考える前に頭・体が動いてることが99%。
もちろん嫌われて誹謗中傷されたら悲しいけど、嫌われたくないというより「みんなが幸せで笑顔で過ごせたらいいのにな~」とは漠然と考えてるかな。ちょっとした平和主義みたいな感じですかね。
昔はHSPという概念も知らなかったから、わけもわからず苦しかったけれど、最近は自分を理解してうまく付きあえるようになってきたと思います。
②愛着障害|厳しすぎる毒親で自己肯定感ゼロ
人はふつう、生後24ヶ月までに主たる養育者(母親であることが多い)と「愛着」(=情緒的な絆)を形成します。それを基盤に育っていくのだけど、そこがうまくいかなかった場合を愛着障害と呼び、こんな弊害が起こったりします。
気持ちをわかってもらえない子ども時代
私の両親は「自分の思い通りになってほしい」という思いが強く、(少なくとも私への)共感力が低い人たちでした。
(1)虫刺されを仮病と決めつけあざ笑う
足をブヨという虫に噛まれたことがありました。噛まれたときは気づかなかったのですが、翌日から痛痒さと力が入らない感じ。同じ虫に噛まれた子で、松葉杖をついて学校に来ている子もいたぐらいです。
さすがに「まともに歩けないのはまずい」と思い、母に「病院に連れて行ってほしいんだけど」と言ってみたのですが、「どうせマラソン大会に出たくないがための仮病でしょ!? あーあ、わざとらしい演技しちゃって~」とあざ笑うだけで、痛い気持ち・不安な気持ちに寄り添ってもらえないのはもちろん、「仮病を使う卑怯者だ」と責められてしまいました。(当然、病院へは連れて行ってもらえず。)
ちなみに後日、母が同じ虫に噛まれたときは、即座に病院に行っていました。ズコーッ。(我が家が普通の家庭と違うことには気づいていたので、悲しいながらも「まあこんなもんだよね……ウチだもんね」と諦めの心を持っていました。)
これ以外にも、普通子どもが怪我をしたら「大丈夫?」とか「痛かったね」と言うものだと思うのですが、ウチは「バッカじゃねーの!」とか「どんくせえんだよ、お前は!」と怒鳴られました。まあ、そんな家でした。
(2)超学歴至上主義の思考しか許せない
高校生の頃、進路希望調査で「好きな教科を中心に学べる大学を選ぼう」とか「やりたいことができる大学に進もう」と先生から言われていました。
「先生の言うことを聞かなければ」という思いと、学歴至上主義の両親の板挟みになって辛かったです。学校での三者面談で、両親と話した担任の先生も「ありゃ、もう手のつけようがない」という諦めの表情で、私に助け舟は来ませんでした。
最初は両親との話し合いを試みた私ですが「~大学(両親が勧めるネームバリューのある大学)に行きたいと思えないなんて、頭がおかしい! アンタなんか人間じゃない!」と怒られているうちに、波風を立てる気力がなくなり、結局両親の希望の大学に行くことになりました。
「お金の都合で私立は行けない」とか、色々家庭の事情はあるかもしれないけれど、せめて話を聞くぐらいしてくれてもよかったんじゃないかなって思います。
あと、「親だからどうこう」とか言う前に、自分の価値感と違うからって、相手を傷つけるような暴言を吐いちゃダメだよ。それは私が弱いからとか物分かりが悪いからとかじゃなくて、人と人とのコミュニケーションでそういうことやっちゃダメだよって思ってました。(子どものほうがまとも。毒親あるある。)
こちらも他にエピソードはありますが、とりあえず今回はこの辺にしておきましょう。我が家の場合は、こうした「精神的な暴力・言葉の暴力」が9割くらいで、殴る蹴る等の「肉体的暴力」が1割程度でした。
まとめ|HSP×愛着障害でより生きづらい
ってな感じで、ただでさえ繊細な感覚を持っていた子どもだったので、親が今どきの「個性を尊重する」という教育をしてくれていたら理想だったのですが、傷口に塩を塗り込むような結果になってしまいました。
それによって「どうせ私なんかがやっても大した成果にならない」「私がいなくたって社会は回る」と自己肯定感は低く、「自分が人生で何をしたいかわからない」と迷走しては無気力を繰り返し、言うなれば「生きづらさのプロ」をやっていました。(苦笑)
③繊細だけどKindle出版で自分らしく幸せに
(1)心を理解することでゆる~く前向きに
小学生の頃から「死にたい、生きているのが辛い」と感じ、自傷行為。高校生からは10年ぐらい摂食障害が続きました。大学生のときには、高すぎる親の理想を叶えることに限界が来て自○未遂。
勇気を出して心療内科に行っても「異常なし」と言われ相談できず、話を聞いてくれるカウンセリングルームにたどり着くのにも時間がかかりました。(異常なしにしても「うちでは薬を出すか出さないかの判断しかしていない。あなたには薬は必要ないけれど、不安なら話を聞いてもらったら?」と臨床心理士さんを紹介したり、他の方法を提案するくらいしてくれたらよかったのにな~って思います。まあお医者さんも忙しいから仕方ないんだろうけど。)
紆余曲折がありながらも、カウンセリングを受けられるようになり、自分の考えを言葉にする習慣がつきました。そして、自分でも精神科医や臨床心理士の方が書いた本を読んだり、カウンセラー養成スクールが開催している講座を受けて「心」の仕組みを理解し始め、こんなことが整理できるようになりました。
なぜ自分はこんな考え・言動をするのか
なぜ親や自分以外の人はあんな考え・言動をするのか
あのとき自分はどうしてほしかったか
今の自分はそれをどう受け止めるか
そうして「心」の仕組みがわかると「おお、そうか」「まあ、こんなもんか」と思えるようになり、「バラ色の人生最高!」まではいかずとも「まあ、生きててもいいんじゃない(笑)」とゆる~く前向きになれました。
(2)同じ悩みを抱える人へ向けてKindle出版
色々な壁にぶつかって、色々なことを調べて、学んで、実生活の中で試してきた私。たくさんの本を読んだり、オススメされている方法を実践しているのに、どうしてもそうならない……ということが多々ありました。
例えば「『やりたいことを見つける』系のベストセラー本を読んだのに、結局やりたいことがわからない」とか「『繊細さんはこんな才能がある』と褒めてくれる本を読んだのに、やっぱり自分のことを好きになったり自信を持ったりはできない」とか「近藤麻理恵さんや、やましたひでこさんの本をはじめ10冊くらい読んでちゃんと実践しているのに、それでも片づけられない」など。
だんだん「過去の私と同じことで悩んでいる人がいるなら、私が試行錯誤してきた産物を共有して、少しでも楽になってもらえたらいいな」と思うようになり、AmazonのKindleという電子書籍で発信するようになりました。
うまくいっている人にアドバイスをもらうと「いや、それができれば苦労しないんだよ」「だからそれをどうやるの?」となってしまう。当事者目線だからできる「アドバイスを聞いて逆に悩む」人に寄り添う姿勢を忘れずにいたいです。
結論:「繊細で生きづらい人が、少しでも心が軽くなったり、生きやすくなったり、幸せになれる」というのが、私の発信軸になります。
もし共感していただけたり、同じく「繊細さんを幸せにするために発信してるよ」という方と繋がれたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました~!
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