カメラ用レンズなどを扱う光学機器メーカーである株式会社タムロンの財務諸表(第17期第3四半期)を見てみる

今回は株式会社タムロンをEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、528億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2024年3月31日)は、533億円と増加しているので、稼いでいる。当第1四半期連結会計期間(2024年3月31日)の負債合計(150億円)と純資産合計(711億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第1四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)が、26億円だったのに対し当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)は、45億円と増加しているので、当第1四半期連結累計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、写真関連事業。自社ブランド製品は、2023年にソニーEマウント用の広角ズームレンズ17-50mm F/4 VXD (A068)や望遠ズームレンズの70-180mm F/2.8 VC VXD G2 (A065)のほか、富士フイルムXマウント用の大口径超広角ズームレンズ11-20mm F/2.8 RXD (B060)、ニコンZマウント用の大口径望遠ズームレンズ35-150mm F/2-2.8 VXD (A058)や超望遠ズームレンズ150-500mm F/5-6.7 VC VXD (A057)を発売し、マウント展開を加速させミラーレスカメラ用交換レンズのラインナップを拡充した効果等により、2桁の増収。OEMにおいても、市場の堅調な推移に伴い、カメラメーカーへの交換レンズの供給が好調に推移し、増収。次に監視&FA関連事業。監視やFA/マシンビジョン用レンズは、FA分野ではラインナップ拡充により受注が進み好調を維持したが、監視分野では、前年から引続き半導体不足緩和等に伴うカメラメーカーの在庫適正化の動きを受け、当社からのレンズ供給が伸び悩む。一方でカメラモジュールは2023年の新機種が売上に貢献し、TV会議用レンズは在庫適正化の動きが解消したこともあり2桁の増収。次にモビリティ&ヘルスケア、その他事業。車載カメラ用レンズは、急速に進む安全運転支援システム(ADAS)の普及による旺盛な需要を背景にセンシング用途を中心に好調を維持し約1.7倍となる大幅増収。また注力分野の医療用レンズも、当社の強みである極小径や薄膜技術で低侵襲を可能にする製品ラインナップの増加により約3倍となる増収。コンパクトデジタルカメラ用やビデオカメラ用レンズも市場は縮小ながらも増収。といったことが書かれている。


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