世界最大手の工作機械製造会社であるDMG森精機株式会社の財務諸表(第76期第3四半期)を見てみる

「DMG森精機の23年12月期、純利益33%増 増配も」という記事が目についた。ので、今回はDMG森精機株式会社をEDINETで調べてみることにした。

・要約四半期連結財政状態計算書,バランスシート/BS

まずは「四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず棚卸資産(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1662億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、2165億円と増加している。次に営業債権及びその他の債権(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、684億3700万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、670億1900万円と増加している。次に現金及び現金同等物(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、369億9200万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、400億300万円と増加している。次に有形固定資産(非流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1629億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1827億円と増加している。次にその他の無形資産(非流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、861億9300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、974億9700万円と増加している。次にのれん(非流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、768億4200万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、861億9800万円と増加している。次にその他の金融資産(非流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、261億2200万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、325億6800万円と増加している。次に使用権資産(非流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、198億7400万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、232億1500万円と増加している。

次に負債の部。契約負債(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、929億3500万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1035億3000万円と増加している。次に営業債務及びその他の債務(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、728億600万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、827億2900万円と増加している。次に社債及び借入金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、512億4100万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、834億2100万円と増加している。次に引当金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、456億5900万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、547億5200万円と増加している。次にその他の金融負債(非流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、873億500万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、897億6100万円と増加している。次に社債及び借入金(非流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、398億5200万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、417億9300万円と増加している。次に繰延税金負債(非流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、81億300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、99億5300万円と増加している。次に引当金(非流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、68億1900万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、76億8600万円と増加している。そして資本の部で利益剰余金。前連結会計年度(2022年12月31日)が、698億6400万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、823億700万円と増加しているので、当第3四半期連結会計期間は稼いでいる。当第3四半期連結会計期間の負債合計(5165億円)と資本合計(2664億円)のバランスを見ると、負債合計が上回る。

要約四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上収益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が3330億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は3801億円と増加している。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が267億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は356億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が167億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は229億円と増加する結果となっている。最後に報告書を見ると、当第3四半期連結累計期間における業績は、売上収益は前年同四半期と比べると増加、営業利益は前年同四半期と比べると増加。5軸加工機、複合加工機などの工程集約機を中心に自動化、フルターンキー化、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、GX(グリーン・トランスフォーメーション)を実現するMX(マシニング・トランスフォーメーション)への需要は引き続き堅調。これはお客様への付加価値提案力に加え、円安の影響がある。機械1台当たりの受注単価が大きく上昇したことが主因。地域別受注額は、前年同期比、欧州が堅調に推移。一方、米州が減少。日本が減少、中国が減少、アジア他が減少。産業別の需要は、宇宙・航空、医療、エネルギー・発電関連が引き続き堅調に推移。といったことが書かれている。




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