蔦屋書店を中心として展開する株式会社トップカルチャーの財務諸表(第39期第3四半期)を見てみる

「トップカルチャー、最終損益13億円の赤字 23年10月期」という記事が目についたので、株式会社トップカルチャーをEDINETで調べてみることにした。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず商品(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、73億1158万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、71億2854万円と減少している。次に現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、15億8360万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、11億914万円と減少している。次に売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、4億2569万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、3億8841万円と減少している。次に前払費用(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、2億6398万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、2億6876万円と増加している。次に未収入金(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、2億1707万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、1億1826万円と増加している。次にリース資産(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、23億3676万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、23億5859万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、15億1421万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、14億13万円と減少している。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、14億2375万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、14億2331万円と減少している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、未発生だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、1億4467万円が発生している。次に敷金及び保証金(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、25億5216万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、24億6966万円と減少している。

次に負債の部。短期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、44億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、44億円と変化なし。次に買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、26億6188万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、23億7624万円と減少している。次に1年内返済予定の長期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、7億166万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、6億5912万円と減少している。次に未払金(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、3億9857万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、2億6971万円と減少している。次にリース債務(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、3億5416万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、3億4856万円と減少している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、6144万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、4822万円と減少している。次にリース債務(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、30億6939万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、30億1572万円と減少している。次に長期借入金(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、23億6744万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、23億1739万円と減少している。次に長期預り敷金保証金(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、2億27万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、2億1468万円と増加している。次に資産除去債務(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、1億9487万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、1億8453万円と減少している。次に役員退職慰労引当金(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、6294万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、6294万円と変化なし。次に退職給付に係る負債(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、4175万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、3459万円と減少している。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2022年10月31日)が、マイナス2億6746万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、マイナス8億4495万円と増加ので稼いでいない。当第3四半期連結会計期間の負債合計(145億円)と純資産合計(26億円)のバランスを見ると、負債合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が161億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は145億円と減少している。次に売上原価は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が110億4480万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は100億2136万円と減少している。次に販売費及び一般管理費は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が49億7064万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は50億4865万円と増加している。次に営業利益又は営業損失(△)は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が1億922万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)はマイナス4億7249万円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は良くなかったようだ。次に四半期純利益又は四半期純損失(△)は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が4524万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)はマイナス5億7748万円と減少する結果となっている。最後に報告書を見ると、事業転換の新規事業として100円ショップ「DAISO」の導入で集客力と売上アップに伴う収益性強化。株式会社バンダイのカプセルトイブランドであるガシャポン専門店「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」の導入。蔦屋書店内にオープン予定。来店するお客様を増やしたいという考えが見え隠れする。さらにトップカルチャーで展開するゲーム・リサイクル事業を子会社である株式会社トップブックスのゲーム・トレーディングカード事業へ2022年6月より順次切り替え。ポケモンなどのトレーディングカードは人気があるので売上をアップさせたいようだ。次に書籍事業の収益性改善に向けた委託販売から買切販売への移行、DXの推進による在庫圧縮やAI発注システムの活用による店舗運営の効率化、運営コストの削減を行っているようだ。そして売上面は、食品やコスメ、服飾等の企画販売は好調。書籍部門の売上が伸び悩む。蔦屋書店事業全体の売上高は前年同期と比べると88.5%。といったことが書かれている。



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