建設会社(ゼネコン)である株式会社ナカノフドー建設の財務諸表(第82期第3四半期)を見てみる

今回は株式会社ナカノフドー建設をEDINETで調べてみることにした。

四半期連結財務諸表,バランスシート/BS

「四半期連結財務諸表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、282億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、295億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間の負債合計(398億円)と純資産合計(400億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、24億8600万円だったのに対し、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、23億7700万円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は悪かったようだ。最後に報告書をみると、国内建設市場は、景気回復下で建設投資は総じて堅調に推移。建設業界は構造的な労務不足問題に加えていわゆる残業規制への対応のため、なお一層の生産性向上が求められる難しい経営環境。一方、当社が建築事業を展開している東南アジアでは、景気の回復は緩慢ながら、コロナ禍で発生した資材や労務価格の高騰が一服しており、海外からの投資を含め建設計画が徐々に本格化。第3四半期連結累計期間は、建設事業受注高は、国内は労務不足の影響により、海外は受注時期の遅れにより、前年同四半期に比べて減少。また、建設事業売上高及び営業利益は、国内建設事業は、大型工事の進捗により、前年同四半期に比べ増収。が、一部の大型工事で建築資材価格や労務費が高止まりしている影響を受け減益。一方で海外建設事業は、受注時期の遅れなどにより売上高は減少。しかし大型工事の利益改善により増益。といったことが書かれている。

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