農機メーカーとして国内外で有名な株式会社クボタの財務諸表(第134期第3四半期)を見てみる

「クボタの2023年12月期の営業利益は53%超の増益に」という記事が目についたので、株式会社クボタをEDINETで調べてみることにした。

要約四半期連結財政状態計算書,バランスシート/BS

まずは「要約四半期連結財政状態計算書,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず営業債権(流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、7793億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、9767億円と増加している。次に棚卸資産(流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、6444億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、7018億円と増加している。次に金融債権(流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、4806億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、5697億円と増加している。次に現金及び現金同等物(流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、2257億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、2205億円と減少している。次に金融債権(非流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、1兆2038億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、1兆3835億円と増加している。次に有形固定資産(非流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、6442億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、6990億円と増加している。次に無形資産(非流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、1842億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、1942億円と増加している。次にその他の金融資産(非流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、1654億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、2001億円と増加している。次にのれん(非流動資産)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、1345億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、1523億円と増加している。

次に負債の部。社債及び借入金(流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、6408億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、6279億円と減少している。次に営業債務(流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、4547億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、3267億円と減少している。次にその他の流動負債(流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、2070億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、2465億円と増加している。次にその他の金融負債(流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、1060億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、869億円と減少している。次に社債及び借入金(非流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、9702億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、1兆4225億円と増加している。次に繰延税金負債(非流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、466億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、558億円と増加している。次にその他の金融負債(非流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、411億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、347億円と減少している。次に退職給付に係る負債(非流動負債)で前連結会計年度末(2022年12月31日)が、142億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、157億円と増加している。

次に資本の部で利益剰余金。前連結会計年度末(2022年12月31日)が、1兆5292億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間末(2023年9月30日)は、1兆6372億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間末の負債合計(3兆136億円)と資本合計(2兆4244億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

要約四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が1兆9525億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は2兆2582億円と増加している。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が1800億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は2588億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が1478億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は1994億円と増加する結果となっている。最後に第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期と比べて増加。国内売上高は機械、水・環境(パイプシステムが堅調に推移など)ともに増収となり、前年同期と比べて増加。海外売上高も機械、水・環境(主に産業機材で、反応管が海外プラント新設など)ともに増収となり、前年同期と比べて増加。営業利益は、金利上昇によるインセンティブコストの増加や原材料価格の上昇、インフレによる諸経費の増加等の減益要因はあったが、値上げ効果や為替の改善効果等により前年同期と比べて増加といったことが書かれている。


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