抵抗器を中心に扱っている電子部品メーカーであるKOA株式会社の財務諸表(第96期第3四半期)を見てみる
KOA株式会社をEDINETで調べることにした。
四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS
「四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。
次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、574億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、579億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(485億円)と純資産合計(759億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
四半期連結損益計算書
次に四半期損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益又は営業損失(△)は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、86億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、30億円とマイナスが増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は悪かったようだ。最後に報告書をみると、販売面は為替が円安傾向にあるものの、北米のディストリビューター向けや中国・日本の家電向け等が減少、自動車向けは日本・北米・ヨーロッパでは増加。中国の減少影響が大きく自動車向け全体では減少。結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は49,217百万円(前年同期比8,092百万円減、14.1%減)。利益面は、売上の減少や人件費および減価償却費等の固定費の増加等により営業利益は3,068百万円(前年同期比5,611百万円減、64.7%減)、経常利益は3,741百万円(前年同期比5,135百万円減、57.9%減)、また、カナダにおける集団民事訴訟の原告との和解に伴う解決金として354百万円を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,393百万円(前年同期比3,645百万円減、60.4%減)。といったことが書かれている。