産業機器用の操作スイッチ専業の製造であるNKKスイッチズ株式会社の財務諸表(第71期第3四半期)を見てみる

今回は「NKKスイッチズ、2024年3月期決算 減収減益」という記事が目についたので、NKKスイッチズ株式会社をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、95億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、97億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(22億円)と純資産合計(128億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、9億282万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、4億2007万円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、ウィズコロナからアフターコロナに転換する中で、個人消費やインバウンド需要の回復など、景気は緩やかに持ち直しの動きがみられるものの、原材料価格の高騰や海外経済の回復ペース鈍化により下押し圧力を受けるなど、先行き不透明な状況が続く。が積極的な施策を展開。この結果、当第3四半期連結累計期間の外部顧客向売上高は前年同期比17.3%減、グループ間の取引を含んだ売上高は5,858百万円(前年同期比11.8%減)。次に欧米。金融引き締め政策が継続する中、米国では良好な雇用・所得環境を背景に堅調に推移しているものの、欧州では高インフレの長期化とエネルギー価格の高騰等により景気の低迷が続いており、経済の減速感が強まる。こうした中、グループ販売強化を行い結果、当第3四半期連結累計期間の外部顧客向売上高は現地通貨ベースで前年同期比0.5%増、為替の影響も含め3,636百万円(前年同期比5.4%増)。次にアジア。中国では、不動産市場の低迷に加え個人消費も回復力に乏しく、輸出の低迷や雇用環境の悪化など、景気の先行きは依然として不透明な状況が続く。こうした中、当社グループ販売強化項目の一つである「特定市場」に取り組むなど積極的な施策を展開。結果、当第3四半期連結累計期間の外部顧客向売上高は現地通貨ベースで前年同期比16.2%減、グループ間の取引を含んだ売上高は為替の影響を含め3,888百万円(前年同期比17.6%減)。といったことが書かれている。

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