アミューズメント施設を運営する株式会社GENDAの財務諸表(第7期第1四半期)を見てみる

今回は「「GiGO」運営のGENDA、カラオケ機器卸売大手をTOB 高利益率のリキュール販売も完全子会社化、1年足らずで32社をM&A」という記事が目についたので、株式会社GENDAをEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2024年1月31日)が、196億円だったのに対し、当第1四半期連結会計期間(2024年4月30日)は、213億円と増加しているので、稼いでいる。当第1四半期連結会計期間(2024年4月30日)の負債合計(578億円)と純資産合計(213億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第1四半期連結累計期間 (自 2023年2月1日 至 2023年4月30日)が、16億円だったのに対し当第1四半期連結累計期間 (自 2024年2月1日 至 2024年4月30日)は、20億円と増加しているので、当第1四半期連結累計期間 (自 2024年2月1日 至 2024年4月30日)は調子がよかったようだ。最後に報告書をみると、「エンタメ・プラットフォーム事業」は、2024年2月に、カラオケ施設を全国に368店舗(2024年4月末時点)展開する「株式会社シン・コーポレーション」(以下「シン・コーポレーション」)の株式を取得し連結子会社とした。これにより、当社グループの事業に新たに「カラオケ」が加わりました。当第1四半期連結累計期間のシン・コーポレーションの売上高は前年同期比(連結子会社化前の実績比)で好調に推移し、当社グループ各社とのコラボレーション企画も実施するなど、グループイン直後からグループシナジーの発現に寄与。株式会社GENDA GiGO Entertainment(以下「GGE」)を中心とする国内の「アミューズメント」においては、都市部での人流の増加やプライズゲーム売上の伸長、前期にオープンした店舗及びM&Aにより取得した店舗の寄与等により、売上高は前年同期比で好調に推移。また、海外の「アミューズメント」においては、米国法人Kiddleton,Inc.がミニロケの積極的な新規出店及び既存店活性化に注力。ミニロケ94箇所を新規出店したことに加え、既存のミニロケの増床、プライズゲーム機の増台等が奏功し、売上高は前年同期比(連結子会社化前の実績比)で好調に推移。結果、当社グループの店舗及びミニロケを合わせた「エンタメ・プラットフォーム」の拠点数は1,753拠点(前期末比910拠点増)に達し、「エンタメ・プラットフォーム事業」の売上高は21,508百万円(前年同期比80.9%増)、セグメント利益は3,154百万円(前年同期比48.7%増)。「エンタメ・コンテンツ事業」は、「キャラクター・マーチャンダイジング(MD)」と「コンテンツ&プロモーション」で構成。「キャラクターMD」においては、株式会社フクヤ(以下「フクヤ」)では、GGEの運営する推し活グッズ専門ショップ「fanfancy+ with GiGO」への商品供給を拡大、株式会社アレスカンパニー(以下「アレスカンパニー」)では、GGEを中心に当社グループ内のアミューズメント施設へのプライズの供給を拡大し、当社グループの主力事業である「アミューズメント」との垂直統合が順調に進んでおります。これに加え、フクヤ、アレスカンパニーともに当社グループ外との取引も好調に推移しており、「キャラクターMD」の事業拡大についても順調に進む。また、「コンテンツ&プロモーション」においては、映画配給を手掛けるギャガが、2024年2月に、第76回カンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」受賞及び第96回アカデミー賞脚本賞を受賞した「落下の解剖学」を配給・公開したほか、当第1四半期連結累計期間に邦画・洋画・アニメと多彩なラインアップで合計7作品の映画を配給・公開。また、株式会社ダイナモアミューズメントがテーマパークの常設アトラクションの設計・施工を受注するなどした結果、「コンテンツ&プロモーション」の売上高が大きく拡大。結果、「エンタメ・コンテンツ事業」の売上高は3,751百万円(前年同期は154百万円)、セグメント利益は145百万円(前年同期比906.4%増)。といったことが書かれている。


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