製パン業界で日本国内最大の山崎製パン株式会社の財務諸表(第76期 第2四半期)を見てみる

「山パン、1〜9月純利益90%増 値上げで採算改善」という記事が目についたので、山崎製パン株式会社をEDINETで調べてみることにした。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1251億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、1332億円と増加している。次に売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1235億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、959億円と減少している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、132億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、139億円と増加している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、132億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、139億円と増加している。次に仕掛品(流動資産)が9億5000万円ほど発生しているが、少ない気がした。これは今回だけか?。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1148億1300万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、1149億7200万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1123億6000万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、1112億1700万円と減少している。次に機械装置及び運搬具(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、883億3600万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、844億2700万円と減少している。次に工具、器具及び備品(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、76億2800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、75億1700万円と減少している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、105億1800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、92億6900万円と減少している。次に投資有価証券(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、658億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、816億円と増加している。次に長期貸付金(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、8億1200万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、27億7800万円と増加している。

次に負債の部。支払手形及び買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、834億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、776億円と減少している。次に短期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、557億9500万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、556億9000万円と減少している。次に未払費用(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、390億7900万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、360億4400万円と減少している。次に退職給付に係る負債(固定負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、685億9800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、669億900万円と減少している。山崎製パン株式会社は長年経営されているので今度も定年退職とかをされる人は増える。意外と額が大きいのは高給取りなのか?疑問。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2022年12月31日)が、3178億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年6月30日)は、3272億円と増加しているので、当第2四半期連結会計期間は稼いでいる。当第2四半期連結会計期間の負債合計(3290億円)と純資産合計(4171億円)のバランスを見ると純資産合計が上回っている。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は、前第2四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)が、5282億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)は、5639億円と増加している。次に売上原価は、前第2四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)が、3544億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)は、3804億円と増加している。次に営業利益は、前第2四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)が、143億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)は、206億円と増加しているので、当第2四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期純利益は、前第2四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)が、101億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)は、145億円と増加する結果となっている。

次に山崎製パン株式会社において、為替差益(営業外収益)が発生しているので、これが興味深く見えたので、過去の報告書を遡って調べてみた。第2四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)が、調べた中では多くの額発生している。最後に報告書(第76期 第2四半期)を見ると、物価の上昇の影響で、節約志向や低価格志向が強まり販売競争が激化、そして原材料価格の上昇に加え、エネルギーコストの増加もあり厳しい経営環境となっているが、食パン部門、菓子パン部門では「低価格帯」の商品の売上が伸びているようだ。


よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。