精密機器メーカーである新光電気工業株式会社の財務諸表(第89期第3四半期)を見てみる

新光電気工業株式会社をEDINETで調べることにした。

四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

「四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、2038億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、2105億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(1196億円)と純資産合計(2585億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に四半期損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、711億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、179億円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は悪かったようだ。最後に報告書をみると、フリップチップタイプパッケージは、コロナ特需の反動などによるパソコン・サーバー需要の回復の遅れ等により、大幅な減収。プラスチックBGA基板は先端メモリー向けが在庫調整の影響を受け、IC組立はスマートフォン市場の低迷によりハイエンドスマートフォン向けの需要が減少するなど、売上がそれぞれ減少。結果、当セグメントの売上高は前年同期に比べ481億15百万円(33.3%)減少し964億80百万円、経常利益は前年同期に比べ364億66百万円(79.8%)減少し92億43百万円。次に(メタルパッケージ)半導体製造装置向けセラミック静電チャックは、米国による対中半導体輸出規制やメモリー市況悪化などの影響を大きく受け、リードフレームは、半導体市況低迷による在庫調整等を背景に、それぞれ大幅な減収。また、CPU向けヒートスプレッダーは、パソコン需要減退等の影響を大きく受け、ガラス端子は光学機器向けが低調に推移し、それぞれ売上が減少。結果、当セグメントの売上高は前年同期に比べ258億61百万円(32.4%)減少し540億59百万円、経常利益は前年同期に比べ154億92百万円(57.3%)減少し115億66百万円。といったことが書かれている。

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