水処理専業では国内最大手である栗田工業株式会社の財務諸表(第88期第3四半期)を見てみる

今回は栗田工業株式会社をEDINETで調べることにした。

要約四半期連結財政状態計算書,貸借対照表,バランスシート/BS


「要約四半期連結財政状態計算書,貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に資本で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、2776億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、2904億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(2123億円)と純資産合計(3173億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

要約四半期連結損益計算書

次に要約四半期連結損益計算書,損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、276億円だったのに対し、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、305億円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子はよかったようだ。最後に報告書をみると、電子の方は、受注高は前年同期と比べて減少。主に前連結会計年度に開始した超純水供給契約案件の貢献により、継続契約型サービスが増加した一方で、水処理装置が前年同期における複数の大型案件の受注計上の反動により、また精密洗浄が半導体市況悪化による国内および米国の顧客工場の稼働率低下の影響を受け、それぞれ減少したほか、メンテナンスも減少。売上高は、前年同期と比べて増加。精密洗浄が減少した一方で、水処理装置で受注済みの大型案件の工事進捗により大幅に増加したほか、継続契約型サービスやメンテナンスも増加。一般水処理の方は、受注高は、前年同期と比べて増加。水処理装置は、主にArcade社(4社)を新規連結したことにより増加し、継続契約型サービスやエンジニアリング洗浄も伸長。前年同期に好調であったメンテナンスは横ばいとなり、水処理薬品は、主に中国での顧客工場稼働率低下の影響を受け、減少。売上高は、前年同期と比べて増加。水処理薬品は減少、新規連結の影響があったことに加え、水処理装置やメンテナンスで受注残からの売上計上、継続契約型サービスとエンジニアリング洗浄の伸長、増収。利益は、増収に加え、製品構成見直しやコスト低減などの収益性改善の取り組みにより事業利益は前年同期と比べて増加。といったことが書かれている。

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