OTC医薬品、健康食品などを扱う大正製薬ホールディングス株式会社の財務諸表(第13期第2四半期)を見てみる

「大正製薬HD、日本企業最大のMBO 約7100億円」という記事が目についたので、大正製薬ホールディングス株式会社をEDINETで調べてみることにした。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、2559億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、2404億円と減少している。次に受取手形及び売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、523億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、734億円と増加している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、306億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、335億円と増加している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、195億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、246億円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、555億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、799億円と増加している。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、371億1600万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、372億4000万円と増加している。次に機械装置及び運搬具(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、227億7900万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、226億5100万円と減少している。次に建設仮勘定(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、219億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、54億円と減少している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1280億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1367億円と増加している。次に商標権(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、692億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、738億円と増加している。次に販売権(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、227億5800万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、216億7100万円と増加している。次にソフトウエア(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、101億4400万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、102億5100万円と増加している。次に投資有価証券(投資その他の資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1506億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1529億円と増加している。

負債の部。未払金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、200億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、219億円と増加している。次に支払手形及び買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、170億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、162億円と減少している。次に未払費用(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、143億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、139億円と減少している。次に返金負債(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、124億8500万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、128億3000万円と増加している。次に退職給付に係る負債(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、188億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、163億円と減少している。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、7137億7600万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、7170億8700万円と増加しているので、当第2四半期連結会計期間は稼いでいる。当第2四半期連結会計期間の負債合計(1438億円)と純資産合計(8563億円)のバランスを見ると、純資産合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が1445億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は1630億円と増加している。次に売上原価は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が581億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は679億円と増加している。次に営業利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が122億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は163億円と増加しているので当第2四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期純利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が119億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は89億円と減少する結果となっている。

次に為替差益(営業外収益)と為替差損(営業外費用)が発生したので、過去の報告書を遡って調べてみることにした。2019年4月1日から2023年9月30日までを合計すると、為替差益の額が大きい。最後に報告書を見ると、セルフメディケーション事業は、当第2四半期連結累計期間の売上高は増加となり、主力ブランドでも増加。海外でもアジア地域、欧米地域で増加。医薬事業は、当第2四半期連結累計期間の売上高は増加となっているようだ。




よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。