家庭用ゲームの企画・開発・販売などを行う株式会社バンダイナムコホールディングスの財務諸表(第19期 第3四半期)を見てみる

「バンダイナムコ、売上過去最高達成も「新作オンラインゲーム」評価損計上 劇場版好調の『ガンダム』貢献で業績押し上げ図る」という記事が目についたので、今回は株式会社バンダイナムコホールディングスをEDINETで調べてみることにした。

四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、2802億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、2284億円と減少している。次に仕掛品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1048億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1059億円と増加している。次に受取手形、売掛金及び契約資産(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、990億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1388億円と増加している。次にその他(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、622億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、668億円と増加している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、413億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、457億円と増加している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、60億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、79億円と増加している。次に有形固定資産で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1074億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1185億円と増加している。次にその他(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、216億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、204億円と減少している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、145億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、121億円と減少している。次に投資有価証券(投資その他の資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1407億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1720億円と増加している。次にその他(投資その他の資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、500億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、443億円と減少している。

次に負債の部。その他(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1179億7700万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1173億6500万円と減少している。次に支払手形及び買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、992億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、959億円と減少している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、260億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、157億円と減少している。次に引当金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、40億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、19億円と減少している。次にその他(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、230億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、255億円と増加している。次に退職給付に係る負債(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、37億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、31億円と減少している。次に引当金(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1億1800万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、1800万円と減少している。そして純資産の部の利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、5239億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、5383億円と増加しているので、稼いでいる。次に為替換算調整勘定で前連結会計年度(2023年3月31日)が、110億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、224億円と増加している。当第3四半期連結会計期間の負債合計(2597億円)と純資産合計(6996億円)のバランスを見ると、純資産合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が7431億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は7720億円と増加している。次に売上原価は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が4578億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は4892億円と増加している。次に販売費及び一般管理費は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が1791億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は2045億円と増加している。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が1062億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は782億円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は悪かったようだ。次に四半期純利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が846億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は605億円と減少する結果となっている。最後に報告書を見ると、第3四半期連結累計期間は、IP軸戦略を核に各地域や事業を横断・連携しALL BANDAI NAMCOで一体となった取組みを強化。グループ全体ではハイターゲット層(大人層)向け商品やカード商材、カプセルトイ等が人気となったトイホビー事業等が業績に貢献。デジタル事業においては、今期投入したオンラインゲームの新作タイトル等に関わる評価損に加え、次期中期計画を見据えタイトル編成の見直しを行ったことによる処分損を計上。結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は前年同期と比べると増加、営業利益は前年同期と比べると減少。といったことが書かれている。株式会社バンダイナムコホールディングスは、重点戦略としてIP軸戦略、人材戦略、サステナビリティを推進している。



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