日本の住宅メーカーであるタマホーム株式会社の財務諸表(第26期第3四半期)を見てみる

今回は「タマホーム通期 純利益0.4%増どまり 注文住宅は減収減益」という記事が目についたので、タマホーム株式会社をEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年5月31日)が、277億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2024年2月29日)は、232億円と増加していないので、稼いでいない。当第1四半期連結会計期間(2024年5月31日)の負債合計(722億円)と純資産合計(303億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年6月1日 至 2023年2月28日)が、77億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年6月1日 至 2024年2月29日)は、14億円と減少しているので当第3四半期連結累計期間 (自 2023年6月1日 至 2024年2月29日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、住宅事業は、当社の展開する戦略商品である地域限定商品及び期間限定商品を中心に受注は堅調に推移。引き続き、過年度より取り組んできた着工の平準化を推進しましたが、注文住宅の販売棟数は4,709棟と前年同期比で22.0%減少したことにより減収減益。リフォーム事業は、引き続き入居後10年を経過したお客様を中心に、保証延長を目的とした保証延長工事及び入居後15年以上を経過したお客様への継続的な保証延長工事のご提案を行う。また、住宅設備の経年劣化による交換需要の取り込み等のリフォーム受注活動を積極的に展開。以上の結果、当事業の売上高は113,191百万円(前年同期比15.0%減)、営業損失は1,457百万円(前年同期は営業利益4,284百万円)。不動産事業は、戸建分譲事業において、引き続き資金回転率を重視した10区画以下の小規模分譲地を中心とした仕入、販売に取り組む。引渡棟数は1,000棟と前年同期比で5.2%増加。引き続き、戸建住宅の需要動向を注視しつつ、マーケットニーズに対応した良質な住宅の供給及び優良な土地の仕入を強化することで、戸建分譲事業の確実な伸長を図っていく方針。マンション事業については、2024年3月28日に竣工の新規分譲プロジェクト「グレンドール五反田」の販売活動に取り組む。サブリース事業については、東京23区内に所在する新規受託物件の獲得及び管理物件の稼働率の向上に注力。結果、当事業の売上高は33,989百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益は1,958百万円(同8.4%減)。金融事業は、引き続き、当社で住宅を購入されるお客様への保険販売及びフラット35の利用促進に取り組む。当第3四半期連結累計期間における当社の住宅販売棟数は弱含みに推移し、保険販売については2022年10月からの火災保険制度改定による保険期間の短縮により、前年同期に対して手数料収入が減少。一方で、生命保険事業については、積極的な販売促進を展開し、契約件数は順調に増加。また、フラット35については、フラット35全体の利用率低下があり、当社においても住宅ローン(フラット)手数料収入が減少。以上の結果、当事業の売上高は714百万円(前年同期比14.6%減)、営業利益は118百万円(同40.6%減)。エネルギー事業は、福岡県大牟田市で商業運転するメガソーラー発電所の売電実績について当第3四半期連結累計期間は、九州電力株式会社の出力制御における代理制御(の仕組み)導入及び天候の影響の結果、当事業の売上高は533百万円(前年同期比13.8%減)、営業利益は107百万円(同45.9%減)。その他事業は、住宅周辺事業を中心に減収減益となり、当事業の売上高は4,079百万円(前年同期比17.5%減)、営業利益は676百万円(同18.8%減)。と言ったことが書かれている。


よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。