農薬専業の化学薬品メーカーであるクミアイ化学工業株式会社の財務諸表(第76期第2四半期)を見てみる

今回はクミアイ化学工業株式会社をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、1009億円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2024年4月30日)は、1070億円と増加しているので、稼いでいる。当第2四半期連結会計期間(2024年4月30日)の負債合計(1229億円)と純資産合計(1506億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年4月30日)が、126億円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年11月1日 至 2024年4月30日)は、88億円と減少しているので、当第2四半期連結累計期間 (自 2023年11月1日 至 2024年4月30日)は調子がわるかったようだ。最後に報告書を見てみると、農薬及び農業関連事業。国内向けは、水稲用殺菌剤「ディザルタ剤」を含む箱処理剤、水稲用除草剤「エフィーダ剤」の販売が好調に推移したものの、一部の製品が終売となる影響等もあり、前年同期並み。海外向けは、畑作用除草剤「アクシーブ剤」が世界的な農薬の在庫圧縮の影響により出荷が減少。以上の結果、農薬及び農業関連事業の売上高は72,306百万円、前年同期比7,148百万円(9.0%)の減少となりました。営業利益は8,667百万円、前年同期比4,288百万円(33.1%)の減少となりました。次に化成品事業。販売先の在庫調整等の影響によりクロロトルエン系化学品の出荷が減少した一方、半導体需要の回復により、ビスマレイミド類の出荷が大きく増加しました。また、発泡スチロール、産業用薬品は前年同期並みに推移。以上の結果、化成品事業の売上高は11,642百万円、前年同期比731百万円(6.7%)の増加。営業利益は367百万円、前年同期比270百万円(280.1%)の増加。次にその他。印刷事業や物流事業が堅調に推移したものの、建設業において前年よりも繰越工事高が減少したことで、その他全体の売上高は4,152百万円、前年同期比928百万円(18.3%)の減少。営業利益は原価低減に努めた結果、647百万円、前年同期比122百万円(23.3%)の増加。といったことが書かれている。


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