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文学フリマ京都7に初参加で80部近くを売ろうとした話

出版個人レーベル「HS書架」代表の春紫苑です。

さる2023年1月15日、HS書架として、そして春紫苑として初めて同人誌即売会イベントに出店しました~👏👏👏

イベント名はもちろん「文学フリマ京都7」。以前書いたHS書架が参加する事前予告記事は、こちらになります。

初めての同人即売会ではあるあるかもしれませんが、恐ろしいことに私はこのイベントに新刊を100冊以上持っていき、その全てを売りさばく気でいたのです!

さすがに直前まで即売会参加経験のある諸先輩方の意見を鑑み、多少加減しましたが、それでも持参部数は80冊近くになりました。

ただでさえ価格設定がお高めの本たちを、私は売り捌くことができたのか!?それは後ほどお伝えするとして、まずは今回の出店レポをお届けすることにします。

開幕前のひととき

会場到着

文学フリマ京都の出店者用開場時刻は10時。ですが初めての参加ということもあり、設営時間を多めに取りたい!と考え、会場設置のボランティアに参加することを決めていました。

会場セッティングが予定時間より早く終われば、ボランティア参加者はそのまま自スペースの設営作業ができるからです(後にこの目論見は、もろくも崩れ去ります・・・)。

そんなわけで、出店者入場よりも1時間30分早い8時半までに「京都市勧業館みやこめっせ」に到着!西口から入ると、すでにスタッフの方がミーティングをされていました。

私たちは(同じボランティア参加と思しき人達のいるスペースに)そそくさと退避。持て余した時間で会場の壁を撮り、SNSに投稿していました。

👆は書架のインスタグラム。良ければフォローをお願いします♪

ボランティア参加

予定時刻を少し過ぎたところ、先ほどまでミーティングをしていたスタッフの方から、

「ボランティア参加の方はお集まりくださーい」

とお声をかけられたので、続々と集まっていた方たちと共にスタッフのもとへ。そこでセッティングのための簡単な説明を受け、会場にINします。

当たり前ですが、会場にはなにもありません。本当に1から設置するんだーと、逆に感動しました。

※写真がないのは、この様子を撮影してアップしてもいいものか迷ったためです。忘れたわけじゃないんだからねっ!

そして荷物を置き、ボランティアの皆様といざ会場セッティング!

やること自体は難しくないのですが、何しろ机や椅子の数が多い……。さらに段取りをいまいち把握していないため、あまり効率的に動けていなかったような?

そしてこれはオフレコなのかもしれませんが、机を並べ終わったあとに、ある区画で1列多いことが発覚!慌てて1列片付け、間隔を測り直すスタッフの皆様たち。そしてこのことが、HS書架のイベント成果に多大な影響をあたえることは、この時まだ知るよしもありませんでした。

設営開始

そんな事件もあったため、会場セッティングが終わったのは出店者開場予定時間の直前!

マジかーっ、予定と違うしっ!

とアワアワしている間に、出店者たちが続々と入場してきます。慌ててスペースの設営を開始するHS書架のメンバー2人。

経験値の高そうなお隣や後ろの方々は、手際よく設営され見る間に魅力的なスペースができていきました。一方の書架は、想像以上に設営スペースが狭く大苦戦。事前に練習したダンボール式のディスプレイ棚の組み立てがうまくいかず、時間ばかり過ぎていきました。

ここだけの話、お隣の方が遅い参戦をいいことに、机を一時的な物置スペースに利用してしまいましたことを告白します。もしお隣と同時に設営していれば、今回のイベントは詰んでいました。

そしてようやく設営が完了したのは、一般参加者開場の2分前!

本当なら30分前には設営が終わり、一息ついてから出店者の方々に挨拶がてら、気になるスペースを回る予定だったのに、全く時間の余裕がありませんでした。全てはボランティア参加からの誤算です、ええ。

文学フリマ京都7開幕

初売上

設営完了直後、場内アナウンスが。

「ただいまより、文学フリマ京都7を開始します」

そして場内一斉に👏が。ああ、これが噂に聞いた即売会開幕の儀式かぁ、と感慨に浸っているまもなく入場者が会場に入ってこられたので、スペースに座って接客開始です。

そしてその時は意外に早く訪れました。

「あのー、春紫苑さんですか?」(いただいた言葉はうろ覚えです)

しばらくスペースの前を通る人に、ぎこちない声掛けをしていた時、不思議な格好(?)をした方が立ち止まり、話しかけて来られました。なぜメガネと鼻の仮面のようなパーティ仮装?

実はこの方、小説家になろうで「多難領主と椿の精」を連載していた頃からの読者様だと、お話をするうちに判明しました。多分緊張を解すためにくすっと笑える準備をしていただいてたのですが、私たちがテンパりすぎて全然気づかずじまい……。

いまから考えると、本当に余裕がなくて申し訳ないです。

そして挨拶のあと、「青き石眼のアシュリー」上下巻に「ネコ化男子の非日常 零」までご購入いただきました!
さらに差し入れと、アシュリーの素敵なファンアートまで!!

いただいた「青き石眼のアシュリー」ファンアート

※その後、「小説家になろう」でいただいたメッセージによると、見本誌コーナーで女性二人が「青き石眼のアシュリー」を見ながら、「これ知ってる~」と話していたことなどご報告いただきました。うわーん、スペースでもその話ききたかったよー(けど報告自体はとても嬉しかったです(笑))

お昼までは比較的忙しく

この購入を皮切りに、「アシュリー」目当てのお客様が書架のスペースを訪れてくださいました。

アルパカコネクトで存在を知った方、Twitterで存在を知り気になっていた方、出店者の方など……。お昼までの前半で、アシュリー上下巻は計10セットほどお買い上げいただいたのではないでしょうか。

いくら正規価格から値下げしているとはいえ、価格的にはやはりお高めだったので、正直ご購入いただけるか不安ではありましたが、それでも手に取っていただけたのは、とても自信になりました。

絵師様登場

実は今回のイベント、事前に絵師様より「参加します」と伺っていました。なんでも当日秘密兵器を持参いただけるとのこと。そして当日、12時を過ぎた頃に、「今向かっている」と連絡が。

「待っています~」と返答を返し、しばらく接客していて、あるお客様に無料配布物をおすすめしようと「よかったらどうぞ♪」と声をかけたら、それが絵師様でした。いや、名乗ってくださいよ……。

絵師様にも差し入れをいただき、さらに持参する秘密兵器を見せていただきました。それがこちら。

いやーん、ノエルとアシュリーがドットで動いてるぅ💕

そして「HS書架」の文字も電光掲示板風に動いてます。これ、カバンなんですって。ドット絵(を写しているLED?)はモバイルバッテリーをつなげて表示させているとのこと。一体こんなカバンどこで見つけてくるんだろ……。

実際このかばんを見た人は、少し足を止めてくださったりしてなかなかの活躍でした♪

他店のスペースを巡る

(自主的な)お昼休憩が終わってからは、少しスペースのお客様の入りが落ち着いたので、HS書架の中の人(通称M氏)と交代で他のお店を回ることに。

とはいえ心がチキンなのと、事前に回るスペースをチェックせずどこに何があるかわからなかったので、手探りで回る羽目に。まともに訪問できたのが、森久都さんのサークルスペース「Fagrlima」だけって残念すぎる……。

ちなみにM氏が注目していたところは、ほとんど売り切れだったようです。全てはボランティ(以下略)

こんどはスペース設営の勉強も兼ねて、もう少し余裕のある徘徊……じゃなくて巡回をしたいっ!

文学フリマ京都閉幕

通路の間隔

午後からは、書架スペースの前に立ち止まるかたも少なくなりました。おそらく午前中は、訪問者の大半があらかじめ購入を目的に書架を訪れたのだろうと推測できます。しかし午後は書架を知らない方に、商品の魅力を説明する必要がありました。

とは言え、これがなかなか難しい。もちろん私たちの接客スキルが未熟なのが主な原因なのですが、もう一つはなぜか私たちの前の通路の幅が、他と比べて大きかったこと。

人通りが多いとメリットが大きいのですが、他のところを同じぐらいだと、閑散としているように見えてしまいます。加えて前のブースとの間隔が広いため、少し離れて立ち止まるお客様が多く、なかなか声を掛けづらかったこともあります。

これ、ボランティア参加のときに書いた、ある区画だけ机が1列多かった事件の影響なんですね。おそらく机の間隔を測り直したときに、「う」の列と「え」の列の間隔だけ広く、あとは均等な間隔だったので。

ええ、全て言いわけですけどね。

撤収作業

そんなこんなで閉幕は16時でしたが、30分前から荷物の搬出を受け付けていたこともあり、15時半にはスペースを片付けだしました。そして片付けだすと、一見さんのお客様が来ることはほとんどありませんね……。

そして閉幕時間の16 : 00になり、会場内に再びアナウンスが。今回の出店ブース数と来場者数は、コロナ前の水準に戻りつつあるようです。特に今回は受験&マラソンと重なっていたので、かなり来場者が多かったのではないでしょうか。

書架も一通り片付けてから、会場自体の片付けを手伝い、会場をあとに。

絵師様とも即売会の売上健闘を称え合って帰路につきました。

結局売れた数は…

というわけで、冒頭の答え合わせです。

今回持参した「青き石眼のアシュリー」は、約半数を読者様にお迎えいただくことができました!
また、次回作を予定している「ネコ化男子の非日常」、その前日譚を描く「ネコ化男子の非日常 零」も何冊かご購入いただきました。

さすがに全ての持参本を売り捌くことはできませんでしたが、初参戦にしてはまずまずの成績だったのではないかな、と(勝手に)思っています。

これも来場者、そしてスペースに訪れていただいた読者の皆様のおかげです。

重ね重ねありがとうございました。

次回はリアル即売会への参加は、9月に開催される「文学フリマ大阪」を予定しています。

また運が良ければ3月25日から4月2日に開催されるオンライン即売会、「NEOKET4」にも出店するつもりです。

もしお会いできれば、ぜひお声がけくださいね。

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今回の文学フリマ京都で持参した「青き石眼のアシュリー」上下巻と「ネコ化男子の非日常」は、BOOTHショップで販売しています。

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また「青き石眼のアシュリー」は電子書籍、ペーパーバック版ともにAmazon でも販売しています。

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以上、今回気になったという方はぜひこちらもご検討くださいませ♪

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