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006:MLMなアロマテラピーについて。

MLM(マルチ・レベル・マーケティング)こと「連鎖販売取引」「特定商取引法」第33条で次のように規定しています。

物品(施設を利用し又は役務の提供を受ける権利を含む。)の販売(又は役務の提供など)の事業であって再販売、受託販売若しくは販売のあっせん(又は同種役務の提供若しくは役務提供のあっせん)をする者を特定利益が得られると誘引し特定負担を伴う取引(取引条件の変更を含む。)をするもの

具体的には、「この会に入会すると売値の3割引で商品を買えるので、他人を誘ってその人に売れば儲かります」とか「他の人を勧誘して入会させると1万円の紹介料がもらえます」などと言って人々を勧誘し(このような利益を「特定利益」といいます)、取引を行うための条件として、1円以上の負担をさせる(この負担を「特定負担」といいます。)場合であれば「連鎖販売取引」に該当します。実態はもっと複雑で多様な契約形態をとっているものも多くありますが、入会金、保証金、サンプル商品、商品などの名目を問わず、取引を行うために何らかの金銭負担があるものは全て「連鎖販売取引」に該当します。

https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/multilevelmarketing/

商売の仕方としては、複雑で問題になりやすい事もあるのですが、同じ趣味嗜好の集まりで、アイディアを持ち寄り集まる事そのものが楽しみ。と言うような人脈でビジネスが成り立っていると思います。
この販売方法自体は、双方が納得しているのであれば、問題ないと私は思っています。〇〇さんが言うから買わなくっちゃ。と言うような、依存系に影響が出やすい、陰陽五行の【土】気質の人には、向かないのではないかと思いますが・・・。
でも、「それどこで買ったの?私も欲しい!」と言うことってありますよね。憧れの〇〇さんと同じものが欲しいとか?でも、それ本当にいいと思って使ってるのかな?もしかして、YouTube的に言うところの『案件』なのかどうかも、気になるところではないですか?
そう言うちょっとした所を注意して見てもらえると良いのではないかな?と、私は思います。

そう、どうやって、誰から精油を買うか、一般の方にはとても難しいことだと思うのです。だからついうっかり(?)洗脳される人も多いと思います。
アロマテラピーに助けを求めるときって、なんらかの不調が西洋医療では匙を投げられた場合が多いと思います。
サロンをしていると、来るべき場所はオルカ(未病対応)じゃなくって、もう、医療(精神科)じゃないかな?と、思う人もいらっしゃいました。

講師をしている私にも、師と仰ぐ先輩がいます。10年、20年講師やってます!ではなく、日進月歩で進化していくアロマテラピーという学問と真摯に向き合っていらっしゃるので、全然追いつかない。追い越せない。そう言う先輩方がいます。まだまだ、登るぞ!と、思わせてくれる先輩方は、古い本に書いてあったからではなく、化学や医学の進歩とともに、アロマテラピーの真髄を求めて探究する先輩であり、時にはクラスメイト(仲間)であり、古い情報を篩にかけて、正しい情報にアップデートしています。
そうやって勉強している姿を見ているので、この人が取引している精油なら買ってみようかな。と、思うこと、多々あります。
だから、その人が販売している店で購入しているという事は、ビジネスの手法として、そんなに差はないように見えます。

見えます?

ですが、私が、長年放置しているアメブロの記事で、最も検索される記事が『飲む精油』『飲める精油』と言う検索キーワードで引っ掛かる記事なんですが、毎日、誰かが精油って飲めるの?と、思っているのかな?と、非常に危うく感じています。

まず、勉強しましょう。話はそれからなので。本当にね。(笑)
そして、『絶対〇〇』みたいな『絶対』を頻繁に使うような強い口調の売り手さんには注意しましょう。世の中、そんなに『絶対』はないですが、こと、アロマテラピーに関しては、限りなく『絶対』はないです。
薬理作用の高い精油は、ある程度の期間でインターバルを設ける必要もあり、それをどのくらいの期間続けて、どのくらいの期間使用を中止するか、その間に代替えになるような精油があるか、大雑把には予測できますが、細かい条件はひとりひとり違いますので、アロマセラピストは、精油の専門家として、ひとりひとりを全体的に見て、精油の提案ができることが本来の仕事です。
提案した中から、本人(大脳辺縁系)が感覚で決めるのが適していると思います。

もっとも、なんでそんなに精油が飲みたいのか、私には、本当に理解はできないんですけれども。消化器系に有効に使いたいから内服で、と言うのであれば、精油自体は粘膜を損傷するので、ハーブティーを飲むのほうが安全で効果的だし、それよりもチンキ剤の方が有効成分を抽出できるし、小さな遮光瓶の中に自然界に存在しているより濃い濃度で収集されたピュアな精油を滴下して飲もうとか、ほんと考えられないのですが(笑)
ビジネスはビジネス。

ビジネスは、売り手良し、買い手良し、社会良し、将来良し、と四方良しのパーフェクトビジネスをしたいものです。
私はね。
生産者の方にとっても、大事な植物でもあるので、循環する質の良いビジネス、フェアトレードがなされていなければならないと思いますし、良いハーブや精油の為に、生産者の教育も必要です。
生産者への搾取などブラックなことがあってはいけません。

と言う事で、YL系、そこから派生したD系のMLMをされている方は、私に近寄ってこないでください。奥深いアロマテラピーの勉強もせずに、上っ面だけでビジネスをしていて、とても不愉快なので。
第一、貴重な植物からの恵みである精油に失礼だし。

私は拒絶するときは鉄壁の【金】です。

この記事も、アロマテラピーってなんですか?と言うところから、一問一答のようにコラム式で書いている1記事です。ぜひ、1番から順番にご覧ください。

そして、アロマテラピーを勉強してみたいと思われたら、ぜひ、ヒーリングスペースオルカも選択肢に入れてください。
スクール事業のオンライン化をしています。テキストの書き換えなどもしているので、ご興味いただける講座から優先していきます。
リクエストがなければ、来春を目標にアロマテラピーとメディカルハーブを中心とした自然療法の入門講座を開講予定です。

また、毎月最終金曜日にインスタライブにて、特にテーマもなく徒然なるままにアロマテラピーやその他の自然療法、その時、私が興味を持って取り組んでいることなどをお話ししています。(2022/8/31現在)

オルカの中の人ってどんな人かわからなくて、いきなり講座を申し込むのが不安な方は、インスタライブをご覧ください。タイムラグがあるのですが、書き込んでいただいた内容には、可能な限りお返事もさせていただいております。
こんなことをしていて、嘘だと思われるかもしれませんが、かなりの人見知りなので、いきなりフレンドリーにしていただいても、私は読者さんもフォロワーさんも存じ上げておりませんので、適度な距離感を保っていただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願いします。


ご支援ありがとうございます。いただいたご支援は精油の購入や「アロマケア」の臨床研究費としてありがたく頂戴して、研究成果を発表していけるように頑張ります。今後ともよろしくお願いします。