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#4.Alpha Vantage API で株価と財務諸表の時系列データを取得する




1.Alpha Vantage で取得できるデータ


  • Alpha Vantage では、下記➊~➑のデータを取得できます。

   ❶ 時系列ストックデータ
   ❷ アルファインテリジェンス
   ❸ ファンダメンタルデータ
   ❹ 外国為替(FX)
   ❺ デジタル/暗号通貨
   ❻ 商品
   ❼ 経済指標
   ❽ テクニカル指標

  • 提供されているAPIの数は、下図のとおり100を超えます。

  • 本サイトでは、株価と財務諸表の時系列データの取得に向けて、「時系列ストックデータ」と「ファンダメンタルデータ」について紹介します。


図.Alpha Vantage の APIリスト



2.時系列ストックデータ


1)API構文

  • 時系列ストックデータは、下記のAPI構文により取得します。

  • API構文は「関数」「記号」「APIキー」「データサイズ」「ファイル形式」の5つの変数から成り、下図に示すパラメータを設定します。


図.API構文
図.API構文の変数・パラメータ

※ 「APIキー」の入手方法は、「#3.株式投資の検証システムの体系を考える」をご参照ください。


2)プログラムコード と 出力結果

  • Pyrhonを使ったプログラムコードと出力結果は下記のとおり。

  プログラムコード

import requests

url = 'https://www.alphavantage.co/query?function=TIME_SERIES_DAILY&symbol=IBM&apikey=demo'
r = requests.get(url)
data = r.json()

print(data)

 出力結果

図.時系列ストックデータの出力結果



3.ファンダメンタルデータ


1)API構文

  • ファンダメンタルデータは、下記のAPI構文により取得します。

  • API構文は「関数」「記号」「APIキー」の3つの変数から成り、下図に示すパラメータを設定します。

  • なお、ファンダメンタルデータ( 損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書 )は、企業が報告した日と同日に更新されます。


図.API構文
図.API構文の変数・パラメータ

※ 「APIキー」の入手方法は、「#3.株式投資の検証システムの体系を考える」をご参照ください。


2)プログラムコード と 出力結果

  • 「INCOM_STATEMENT」と「BALANCE_SHEET」、「CASH_FLOW」のプログラムコードと出力結果を以下に示す。


 ① INCOM_STATEMENT( 損益計算書 ) 

   プログラムコード

import requests

url = 'https://www.alphavantage.co/query?function=INCOME_STATEMENT&symbol=IBM&apikey=demo'
r = requests.get(url)
data = r.json()

print(data)

   出力結果

図.損益計算書の出力結果


 ② BALANCE_SHEET( 貸借対照表 )

   プログラムコード

import requests

url = 'https://www.alphavantage.co/query?function=BALANCE_SHEET&symbol=IBM&apikey=demo'
r = requests.get(url)
data = r.json()

print(data)

   出力結果

図.貸借対照表の出力結果(1/2)
図.貸借対照表の出力結果(2/2)


 ③ CASH_FLOW( キャッシュフロー計算書 )

   プログラムコード

import requests

url = 'https://www.alphavantage.co/query?function=CASH_FLOW&symbol=IBM&apikey=demo'
r = requests.get(url)
data = r.json()

print(data)

   出力結果

図.キャッシュフロー計算書の出力結果



4.参考webサイト


  • より詳しいことを知りたい方は下記サイトを参考にしてみてください。

  API ドキュメント |アルファバンテージ (alphavantage.co)



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