アデミウソンと戦うとき

先日、J2の町田がアデミウソンを獲得して、すぐに試合にも起用してきました。プレー振りとしては試合勘がないとまでは言えないものの、トップコンディションからはまだまだ離れているようにも思えました。

さて、ガンバ大阪サポーターとしては、アデミウソンには複雑な思いがあります。

2020年の10月、アデミウソンが酒気帯び運転及び当て逃げ事故を起こした時に自分が書いたnote、

そして2ヶ月経ってガンバとの契約が解除されたときに書いたnote、

これらを今改めて自分で読み返しました。基本的には今もこれらの思いは変わっていません。

アデミウソンがガンバとの契約解除後に、中国リーグの2部に行ったことまでは覚えていますが、8月末で退団してフリーになっていたそうです。エリキが大怪我で長期離脱した町田にとっては、Jリーグで経験と実績があってなおかつ移籍期間が閉じた後でも獲得できる点取り屋、という理想的な補強になりました。そもそもエリキとも世代別ブラジル代表で一緒にプレーしていてエリキから町田の話をしたそうです。

あの事故から3年弱でのJリーグ復帰というのは短いのか長いのか。私個人としては短いと思いますが、別に私は裁判官でも神様でもないので人を裁くわけにはいきません。彼がかつての過ちを真摯に反省しての、この町田との契約を結んだと思っています。

さて、今年は町田がJ2で、ガンバも町田も天皇杯で敗北しているので対戦する可能性はありません。しかし、ガンバはほぼJ1残留が確実で、J2で首位の町田もおそらく昇格してくるでしょうから、そうなると来シーズン、ガンバ大阪はアデミウソンがいる町田と対戦することになります。

その時のガンバサポーターとして、拍手で迎えるのかブーイングを浴びせるのか。彼のガンバ時代の活躍を考えれば拍手が当然、契約解除に至った原因を考えるとブーイングが当然ということになります。この3年の間にガンバファンになった人は「誰?」と感じるかも知れませんが、5年弱の所属期間というのはガンバ在籍の外国人選手としては長い方で、サポーターにとっても特別な選手なのですよね。

そう考えると非常に難しいですが、いっそのこと、拍手しながらブーイングしてしまいましょうか?

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